ゴールデン・グローブ賞、史上初の米東西両岸開催へ
今年のゴールデン・グローブ賞が、史上初となる米東西両岸開催となることが発表された。
同賞を主催するハリウッド外国人映画記者協会が発表したところによると、今月28日に開催される同式典では、例年とは少し異なり、ティナ・フェイがニューヨークの会場であるレインボールームから、エイミー・ポーラーが例年の会場、カリフォルニア州のザ・ビバリー・ヒルトンから司会を務めるという。 『サタデー・ナイト・ライブ』の脚本を手掛けたこともあるティナとコメディドラマ『パークス・アンド・レクリエーション』などで知られるエイミーは、2013年から2015年にかけても同式典の共同司会を務めている。
新型コロナウイルスの影響により通常の1月から延期され今回のかたちで開催となる同式典だが、現在のところ候補者がリモート出席するのか、もしくは実際に会場へ足を運ぶのかは明らかになっていない。
ノミネートリストは、サラ・ジェシカ・パーカーとタラジ・P・ヘンソンにより発表された。
今年はジェーン・フォンダがセシル・B・デミル賞を受賞することが発表されている。同協会のプレジデント、アリ・サーは声明の中で「50年以上にわたるジェーンの幅広い活躍は、彼女のプラットフォームを使い、私達の世代で最も重大な社会的問題に光を当てるという、不屈の活動家精神に基づくものでした」「ジェーンは、その否定することの出来ない才能により最高レベルの認識を得ました。また仕事面では様々な局面を迎えた一方で、変化を求める揺るがぬ姿勢は変わることがありませんでした」とジェーンを称えた。
ジェーンは、「エンターテイメント界に優れた貢献をした」者に贈られる同賞を受賞する67人目、女性としては16人目となり、過去の受賞者にはウォルト・ディズニーやジュディ・ガーランド、ジョン・ウェイン、フランク・シナトラ、そしてジェーンの父ヘンリー・フォンダなど錚々たる面々が名を連ねている。
さらに、スパイク・リー監督の子供達が今年度のアンバサダーに選ばれており、リー監督と妻トーニャ・ルイス・リーの娘サッチェル(26)と息子ジャクソン(24)はアンバサダーとして、ニューヨークでLGBTQコミュニティに向け医療センターを運営する団体Callen-Lordeやメンタリング・ネットワークのBig Brothers Big Sistersの活動に光をあてて行くという。