アートを通して自然との関わりを見直すグループ展@東京都庭園美術館 | Numero TOKYO
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アートを通して自然との関わりを見直すグループ展@東京都庭園美術館

アートを通して、人間と自然の関係性を問い直す「生命の庭 8人の現代作家が見つけた小宇宙」展。東京都庭園美術館(東京・白金)にある、アール・デコの館「旧朝香宮邸」を舞台に、日本を代表する8人の現代作家たちの作品が公開中だ。

加藤泉『無題』2019 photo: Ringo Cheung courtesy of Perrotin ⓒ2019 Izumi Kato
加藤泉『無題』2019 photo: Ringo Cheung courtesy of Perrotin ⓒ2019 Izumi Kato
コロナ禍により、自然との新たな関わり方が求められている現在、わたしたちが本能的に有している感覚を取り戻す手段として、アートの役割が注目されている。 本展、「生命の庭 8人の現代作家が見つけた小宇宙」は、そんなアートの力をもとに、人間と自然の関係性を問い直す試みとして開催中だ。
淺井裕介『空から大地が降ってくるぞ』 WULONG LANBA ART FESTIVAL 2019 展示風景 2019 ⓒYusuke Asai courtesy of the artist, WULONG LANBA ART FESTIVAL 2019, ANOMALY
淺井裕介『空から大地が降ってくるぞ』 WULONG LANBA ART FESTIVAL 2019 展示風景 2019 ⓒYusuke Asai courtesy of the artist, WULONG LANBA ART FESTIVAL 2019, ANOMALY

緑豊かな自然に囲まれたアール・デコの館「旧朝香宮邸」を舞台に、青木美歌、淺井裕介、加藤泉、康夏奈、小林正人、佐々木愛、志村信裕、山口啓介といった、日本を代表する8人の現代作家たちの作品が公開。周囲の自然環境や、建築と呼応しながらつくりあげた空間にも要注目だ。

また会期中には、山口啓介によるカセットプラントのプログラム、加藤泉が参加するバンドTHE TETORAPOTZのライブを開催予定。詳細は決まり次第、東京都庭園美術館のウェブサイトに掲載されるので、こちらもお見逃しなく。

佐々木愛『残された物語』2012 Photo: 山本糾 「開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012」角田山妙光寺、新潟 (2012年7月14日-12月24日)
佐々木愛『残された物語』2012 Photo: 山本糾 「開港都市にいがた 水と土の芸術祭2012」角田山妙光寺、新潟 (2012年7月14日-12月24日)

「生命の庭 8人の現代作家が見つけた小宇宙」
会期/2020年10月17日(土)〜2021年1月12日(火)
会場/東京都庭園美術館 本館+新館
住所/東京都港区白金台5–21–9
入場料/一般1,000円、大学生(専修・各種専門学校含む)800円、中・高校生500円、65歳以上500円
時間/10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館/毎月第2・第4水曜日(10/28、11/11、25、12/9、23)および年末年始(12/28-1/4)
TEL/050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL/www.teien-art-museum.ne.jp

Text:Akane Naniwa

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