宮島達男の大規模個展が開催中 @千葉市美術館 | Numero TOKYO
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宮島達男の大規模個展が開催中 @千葉市美術館

現代アーティスト・宮島達男の大規模個展が開催されている。千葉市美術館にて、2020年12月13日(日)まで。

宮島達男『地の天』(1996年) 千葉市美術館蔵 Photo by Nobutada Omote
宮島達男『地の天』(1996年) 千葉市美術館蔵 Photo by Nobutada Omote

国内外で精力的に活動を続けている現代アーティスト・宮島達男。「それは変わり続ける」、「それはあらゆるものと関係を結ぶ」、「それは永遠に続く」という3つのコンセプトに基づいた作品を1980年代半ばから制作。1から9までのデジタル数字が明滅するデジタルカウンターを使ったインスタレーションなどで知られている。

千葉市美術館で現在開催中の本展「宮島達男 クロニクル 1995−2020」は、「クロニクル(年代記)」をテーマに、大型インスタレーション作品や最新作、日本未発表作品などを多数展示。同館の開館記念展に出品された『地の天』の制作や、宮島が長年取り組んでいるアートプロジェクト「時の蘇生・柿の木プロジェクト」の始動など、活動の転換期となった95年を起点とし、LED作品やパフォーマンス映像、プロジェクトを軸とする四半世紀の作品を振り返る試みとなっている。

宮島達男『Counter Skin on Faces』(2019/2020年) Courtesy of Akio Nagasawa Gallery Photo by Siliang Ma
宮島達男『Counter Skin on Faces』(2019/2020年) Courtesy of Akio Nagasawa Gallery Photo by Siliang Ma

宮島達男『Counter Voice in Chinese Ink』(2018/2020年) Courtesy of Akio Nagasawa Gallery Photo by Siliang Ma
宮島達男『Counter Voice in Chinese Ink』(2018/2020年) Courtesy of Akio Nagasawa Gallery Photo by Siliang Ma

また、宮島は2000年代に入ってから「Art in You(=アートはあなたの中にある)」という考え方を提唱。誰もが創造性を生み出すことを信じてやまないこの独自の芸術思想は、生きることの意味や、平和と共生の意義を今の時代に投げかける。

本展は、本年7月にリニューアルオープンを迎えた千葉市美術館の開館25周年記念として開催されるもので、首都圏の美術館における12年ぶりの大規模個展となる。お見逃しなく!

 

※掲載情報は10月1日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念
「宮島達男 クロニクル 1995−2020」
会期/2020年9月19日(土)〜12月13日(日)
会場/千葉市美術館
住所/千葉市中央区中央3-10-8
入場料/一般 1200円、大学生 700円、高校生 無料、小・中学生 無料
時間/10:00〜18:00(金・土曜日は〜20:00)
休室/10月5日(月)、10月19日(月)、11月2日(月)、11月16日(月)、12月7日(月)
TEL/043-221-2311
URL/www.ccma-net.jp/

Text : Manami Abe

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