ティモシー・シャラメ、新作『デューン』グリーンスクリーンの撮影は2シーンだけ
ティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet)が、新作『DUNE/デューン 砂の惑星』の撮影において、視覚効果を後で加えるためにグリーンスクリーンを背後に撮影したのは2シーンのみだったと明かしている。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるフランク・ハーバートの名作SF小説の映画化作品で、ポール・アトレイデス役を演じるティモシーだが、砂漠シーンはほぼ全て実際に現場で撮影され、撮影後に視覚効果を加えたシーンは最小限に留まっているという。 「環境を感じるよ。特に(僕の)ポールという役はね」「グリーンスクーンでは2つのシーンを撮影したかな。たったの2つだけで、それ以外は実際に撮影されたものだよ」とティモシーは話す。
そしてヴィルヌーヴ監督は「私が、この映画の撮影にあたり定めた条件の1つに、実際に砂漠で撮影したいというのがありました。『ジョーズ』はプールで撮影されたわけではない、というのが私の論拠です。タイトルは『デューン』(砂丘)ですからね。私達はその無限性にインスパイアされるために本物の環境にいる必要があったのです」と続ける。
また、レディ・ジェシカ役のレベッカ・ファーガソンは、「ハードな撮影だった」としたほか、ダンカン・アイダホ役のジェイソン・モモアは「この映画は、僕のキャリアの今後の方向性を定めた。ドゥニやこのレベルの俳優達と仕事をすることで、毎日それは多くのことを学んだよ。そして常に笑い、この映画では美しいと感じることができた」とコメントしている。
さらに、チャニ役のゼンデイヤは「この全てのことは、マジカルな経験だった。なにか巨大なもの、そして文字通りもう1つの世界と感じるようなものの一端を担ったことはとても特別だった」と話した。
一方ティモシーは以前、デヴィッド・リンチが1984年にも映画化している同作品の、高温との闘いとなった砂漠での撮影の苦労を語っていた。「午前2時に部屋を出て、気温は38度ぐらいだったことを覚えている」「撮影時の気温は時には49度となっていた。高温になりすぎた時のために上限が決められていたよ。それが正確に何度かは忘れたけど、撮影を続けるわけにはいかないからね」
Photo: bangshowbiz