【独占】キアラ・フェラーニが巡る「Dior」2021 クルーズ コレクションの舞台 | Numero TOKYO
Fashion / Post

【独占】キアラ・フェラーニが巡る「Dior」2021 クルーズ コレクションの舞台

ディオール(Dior)がパリ時間7月22日(火)に2021 クルーズ コレクションを発表。ショーの舞台となったイタリア・プーリア州をキアラ・フェラーニが訪れ、マリア・グラツィア・キウリをインスパイアした伝統文化や芸術に触れる。

01 | 07

まず訪れたのは、数々の歴史的資料が眠るターラント国立考古学博物館。そこでキアラが目にするのは、彫金でつくられた精巧なジュエリー。約2,400年前からクラフツマンシップが根付いていたことに驚く。 次に向かったのは、ガラティーナという街にあるサンタ カテリーナ ダレッサンドリア大聖堂。美しいフレスコ画を鑑賞しながら、寺院にまつわるストーリーを追う。

大聖堂を出ると待ち構えていたのが、若い男女たちによるマーチングバンド。溌剌とした演奏でキアラの訪問を歓迎した。

ソレートのサント・ステファノ教会では、ギリシャ語の方言であるグリコ語を話す地元民と出会う。イタリアの南端であるプーリア州は、古くからさまざまな異文化が入り混じって発展してきたことがわかる。

今回のコレクションにおいてファブリックでコラボレーションをしたレ・コスタンティーネ財団を訪問したキアラ。

ソレートの女性たちが織りの技術や文化を後継すべく組織された団体で、アトリエでは機織り機を使って手作業でテキスタイルが紡ぎ出されていく。

©ANTONIO MARIA FANTETTI
©ANTONIO MARIA FANTETTI

©ANTONIO MARIA FANTETTI
©ANTONIO MARIA FANTETTI

旅の終わりは、彫刻作品のようなバロック建築様式が特徴的なレッチェのサンタ・クローチェ聖堂へ。

西洋と東洋、さまざまな文明が行き交い、豊かな文化を育んだプーリア。マリア・グラツィア・キウリはこの地に根付くサヴォワールフェールにオマージュを捧げ、あらゆる芸術や伝統工芸の美しさを讃えた。コレクションをインスパイアした街をキアラ・フェラーニと共に旅してみて。

ディオール 2021 クルーズ コレクションのショーの模様はこちら。

Dior
クリスチャン ディオール
TEL/0120-02-1947
URL/www.dior.com

Text: Yukiko Shinto

Magazine

DECEMBER 2024 N°182

2024.10.28 発売

Gift of Giving

ギフトの悦び

オンライン書店で購入する