田名網敬一による新作個展、NANZUKAと2Gで開催 | Numero TOKYO
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田名網敬一による新作個展、NANZUKAと2Gで開催

Keiichi Tanaami『Ultra-man』(2018年) ©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA
Keiichi Tanaami『Ultra-man』(2018年) ©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA

現代アーティスト・田名網敬一(たなあみ・けいいち)による新作個展「記憶の修築」がスタート。東京・渋谷のギャラリーNANZUKAおよび渋谷パルコ内のNANZUKA 2Gで同時期開催となる。

1936年東京生まれ。1960年代より今日に至るまで、驚異的なバイタリティで活動を続ける現代アーティスト・田名網敬一。その活動領域は、グラフィックデザイン界における多大な功績にはじまり、絵画やアニメーション、実験映画、立体作品など多岐にわたる。 近年は、自身の記憶や夢を原風景とした、壮大な物語の制作に励んでいるという田名網。生き物のように常に変化する記憶が、作品に与える影響を研究し続けているという。

Keiichi Tanaami『Nancy①』(2020年) ©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA
Keiichi Tanaami『Nancy①』(2020年) ©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA
展示風景画像:田名網敬一 個展「記憶の修築」(2020年) NANZUKA 2G、東京 ©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA
展示風景画像:田名網敬一 個展「記憶の修築」(2020年) NANZUKA 2G、東京 ©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA

そんな、近年の新作を多数展示する本展「記憶の修築」では、箱庭的な立体作品、大作のコラージュ作品、ミクストメディアのペインティングで会場を構成する。戦後に人気を博したアメリカンコミックのキャラクターや日本を代表する特撮ヒーローのキャラクター、往年のハリウッド女優といった、田名網が青年時代に親しんできたものが作品に登場。これらは、戦時下の爆撃を想起させるシーンや田名網特有の奇形生物などとともに描かれている。

年齢を重ねてますます注目が高まる田名網の新作をどうぞお見逃しなく!

 

※掲載情報は7月14日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

田名網敬一新作個展「記憶の修築」
会期/2020年7月11日(土)〜8月8日(土)
会場/NANZUKA
住所/東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB2F
時間/11:00〜19:00
休廊日/日・月、祝祭日

会期/2020年7月4日(土)〜7月26日(日)
会場/NANZUKA 2G
住所/東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2F 2G内
時間・休廊日/渋谷パルコの規定に準じる

入場料/無料
TEL/03-3400-0075
URL/nug.jp/

Text : Manami Abe

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