ロバート・フランクと過ごした時間。写真家・操上和美個展が開催
タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム（東京・六本木）にて、写真家・操上和美個展「April」が、6月20日（土）よりスタート。20世紀写真の巨匠・ロバート・フランクと共にした時間を写した作品が公開中だ。
本誌でも紹介した、写真家・操上和美の写真集「April」刊行を記念し、東京・六本木にあるタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて、個展を開催。20世紀写真の巨匠として有名な、ロバート・フランクとの時間を写した作品が紹介される。
写真史の大きな足跡をのこし、2019年9月にこの世を去った写真家、ロバート・フランク。客観性に重きを置かれていたフォトドキュメンタリーを、私的な表現ができるアートの1ジャンルとして開拓したことで知られている。
一方、操上和美は、1960年より本格的に写真を始め、その後半世紀以上にわたり時代を象徴する鋭い映像表現で広告界を牽引してきた写真家である。本誌「男の利き手」コーナーでは、創刊以来撮影を担当しており、おなじみの読者も多いはずだ。
彼のキャリアの中でも重要な位置を占める著名人のポートレイトだが、特にロバート・フランクを写した雑誌『SWITCH』の特集（1992年）は大きな反響を呼んだ。
本展では、20世紀写真の巨星、ロバート・フランクの姿をフィルムに収めた写真群より、22点を公開。ふたりの写真家の邂逅から、操上自身の故郷である北海道・富良野への旅に至る1992〜1994年の作品だ。会期は6月20日（土）〜7月25日（土）まで。お見逃しなく。
操上和美『April』
スイッチ・パブリッシング刊（2020年）
販売価格／3,200円（税別）
URL／www.switch-pub.co.jp/
操上和美 「April」
会期／6月20日（土）〜7月25日（土）
会場／タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
住所／東京都港区六本木5-17-1 AXISビル 2F
開館時間／12:00〜18:00
休館日／日・月曜、祝祭日
URL／www.takaishiigallery.com/jp/
Text：Akane Naniwa
