ワタリウム美術館が、過去のイベント映像を配信中
ワタリウム美術館が、今年開館30周年を記念し、過去のイベント映像の有料配信サービスを開始。さまざまなイベントの記録映像が編集され、5本ずつ配信される。
今年9月、開館30周年を迎えるワタリウム美術館(東京・神宮前)。このたび美術館がセレクトした、過去のイベント映像の有料配信サービスがスタートした。動画は5本1セットを、2,000円で30日間レンタルすることができる。発表された第一弾では、ダライ・ラマ14世の講演(1995)、藤森照信+藤本壮介の対談(2010)、アレン・ギンズバーグ+観世栄夫によるポエムリーディング(1988)など、バラエティに富んだ内容となっている。
膨大な資料をアーカイブ化し、多くの人が自宅で見られるだけでなく、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、休業状態のワタリウム美術館を支援することができるという試みだ。
また映像アーカイブ開設を記念し、無料配信も行っている。坂本龍一+カールステン・ニコライ&ラスター・ノートン+浅田彰のライブと講演「ナムジュン・パイク追悼ライブ farewell,njp」(2006)、青木陵子+伊藤存のギャラリーツアー 「『変化する自由分子のWORKSHOP』展について」(2020)の2本が公開中。こちらは2020年8月31日まで無料で見ることが可能だ。
未公開映像を通して、未知のアートに触れることができること間違いなし。お見逃しなく。
ワタリウム美術館 映像アーカイブ
URL/http://www.watarium.co.jp
Text:Akane Naniwa