蓮沼執太のNYでのプロジェクトを再構築した展示が東京で公開中
音楽家、アーティストとして国内外で活躍する蓮沼執太が、東京・表参道にあるVoid+で個展を開催中。ニューヨークで開催されたプロジェクトのアーカイブをまとめつつ、東京で再構築する展示となっている。鑑賞者との間に新たなコミュニケーションを生み出す注目の作品だ。
音楽家として国内外でのコンサートや多数の音楽制作をする音楽家として、近年では「Compositions」 (Pioneer Works、2018)、「 ~ ing」(資生堂ギャラリー、2018)といった展覧会を通して、人と人との関係性や、人と人以外の関係性について考察を重ねてきたアーティストの蓮沼執太。さまざまな関係性が存在するダイバーシティであるニューヨークで、多様な関係性のあり方を、作品を介して自由かつ能動的に体験するプロジェクト「Someone’s public and private / Something’s public and private」を展開してきた。
本展は、そのプロジェクトの記録映像、写真、音源やスコア的なメモ、プロジェクトドキュメントなどを、まるで1つのキャンパスに見立てたかのように再構築した展示となる。記録を振り返るだけでなく、新たにそこで鑑賞者と作品との対話が生まれる、蓮沼らしい新しいコミュニケーション形式の作品となるようだ。
また最終日の2月29日(土)にはペインターの五月女哲平とのトークが開催。こちらもぜひ注目を。
トーク・イヴェント
蓮沼執太+五月女哲平
日時/2月29日(土)19:00
参加費/¥500(1ドリンク付き)
申し込み/info@voidplus.jp
蓮沼執太「OTHER “Someone’s public and private /
Something’s public and private”」
会期/2020年2月1日(土)〜2月29日(土)
会場/Void+
住所/東京都港区南青山 16-14 1F
時間/14:00〜19:00
休廊/日・月・祝 ※2月16日のイベント時はオープン
TEL/03-5411-0080
URL/www.voidplus.jp
Text:Akane Naniwa