注目の若手アーティスト、ジョナサン・チャプリン個展 | Numero TOKYO
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注目の若手アーティスト、ジョナサン・チャプリン個展

ジョナサン・チャプリン『The Bathers』(2019) ©Jonathan Chapline Courtesy of NANZUKA
ジョナサン・チャプリン『The Bathers』(2019) ©Jonathan Chapline Courtesy of NANZUKA

アメリカの若手アーティストとして注目を集めるジョナサン・チャプリンによる、アジア初の個展が開催される。東京・渋谷のギャラリー・NANZUKAにて、2020年3月1日(日)まで。

  ニューヨーク在住のアメリカ人アーティスト、ジョナサン・チャプリン。アメリカで最高ランクの美術アカデミーである名門「ロードアイランド・スクール・オブ・ デザイン(Rhode Island School of Design)」を卒業。初個展「Material Memory」(2018年)で一躍脚光を浴び、デジタルテクノロジーを駆使した新世代のアーティストの一人としてその将来が期待されている。ポール・セザンヌやパブロ・ピカソ、マックス・ベックマン、フィリップ・ガストンといった巨匠の作品を研究対象とするチャプリンは、コンピューターでの「レンダリング」を駆使した特徴的なスタイルで作品を再解釈している。

ジョナサン・チャプリン『Figure with Vase』(2019) ©Jonathan Chapline Courtesy of NANZUKA
ジョナサン・チャプリン『Figure with Vase』(2019) ©Jonathan Chapline Courtesy of NANZUKA
ジョナサン・チャプリン『Assemblage (Building a Ladder While Climbing)』(2019) ©Jonathan Chapline Courtesy of NANZUKA
ジョナサン・チャプリン『Assemblage (Building a Ladder While Climbing)』(2019) ©Jonathan Chapline Courtesy of NANZUKA

チャプリンにとってアジアで初開催となる本展では、新作ペインティング10点に加えて立体作品2点を制作。自身の絵画の構成要素としてあらゆる物理的な要素をオブジェクト化するチャプリンにとって、立体作品とは絵画の延長線上にあるものであり、2D と 3Dの相互作用によって、物理的な空間を支配しようとする試みでもあるという。
注目の才能による新作個展をどうぞお見逃しなく!

ジョナサン・チャプリン「Hunter Gatherer」
会期/2020年1月31日(金)〜3月1日(日)
会場/NANZUKA
住所/東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB2F
入場料/無料
時間/11:00〜19:00
休廊日/月曜日、祝祭日
時間/03-3400-0075
URL/nug.jp/

Text : Manami Abe

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