待望のアーティゾン美術館 新生オープン&開館記念展 | Numero TOKYO
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待望のアーティゾン美術館 新生オープン&開館記念展

アーティゾン美術館外観
アーティゾン美術館外観

東京・京橋のブリヂストン美術館が、2015年からのビル建て替えを経て、その名も新たに「アーティゾン美術館」としてオープン!開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」を開催。会期は2020年1月18日(土)~3月31日(火)まで。

ヴァシリー・カンディンスキー『自らが輝く』(1924年)石橋財団アーティゾン美術館蔵
ヴァシリー・カンディンスキー『自らが輝く』(1924年)石橋財団アーティゾン美術館蔵

アーティゾン美術館は、1952年に創設されたブリヂストン美術館の約2倍の展示面積と最新の設備をもって今年1月18日にオープン。美術館の新名称は、「アート」と地平を意味する「ホライゾン」を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平を多くの人々に感じ取ってもらいたい、という意志が込められている。開放感あふれる空間に古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、そして現代美術まで視野を広げ、多彩な企画を展開していく。

メアリー・カサット『日光浴(浴後)』(1901年)石橋財団アーティゾン美術館蔵
メアリー・カサット『日光浴(浴後)』(1901年)石橋財団アーティゾン美術館蔵

開館記念展では約2,800点の石橋財団コレクションの中から、新たに収蔵されたモリゾ、カサット、ボッチョーニ、カンディンスキー、ジャコメッティ、松本竣介らの作品31点を含め、計206点を2部構成で紹介する。

第1部「アートをひろげる」では、1870年代のマネの作品から2000年代のスーラージュまで約140年間に渡る近現代美術を一つの地平に並べ一望。第2部「アートをさぐる」では、古今東西の美術を7つのテーマで掘り下げアートの核心に迫っていく。これら2つの異なる視点により、ブリヂストン美術館を代表する作品として長らく愛されてきたモネ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソなどのコレクションにも新たな光を当てる。

ウンベルト・ボッチョーニ『空間における連続性の唯一の形態』(1913年/1972年鋳造)石橋財団アーティゾン美術館蔵
ウンベルト・ボッチョーニ『空間における連続性の唯一の形態』(1913年/1972年鋳造)石橋財団アーティゾン美術館蔵

また、土曜講座「アートの現場」(2020年1月18日~2月8日まで全4回)のアーティゾン美術館館長・石橋寛×同館クリエイティブディレクター・田畑多嘉司のトークほかイベントも多数開催。詳細は公式サイトをチェック。

“創造の体感”をコンセプトに新しく生まれ変わったアーティゾン美術館へ、ぜひ足を運んでみたい。

開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」
会期/2020年1月18日(土)~3月31日(火)
会場/アーティゾン美術館
住所/東京都中央区京橋1-7-2
開館時間/10:00~18:00
※毎金20:00まで(3月20日を除く)
※入館は閉館の30分前まで
料金/ウェブ予約チケット一般¥1,100、中学生以下無料
※当日チケット¥1,500はウェブ予約チケットが完売していない場合のみ窓口販売
※大学・専門・高校生はウェブ予約で無料
休館日/月(2月24日開館)、2月25日
URL/www.artizon.museum

Text : Akiko Kinoshita

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