後藤久美子が『Numero TOKYO』1・2月合併号に! | Numero TOKYO
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後藤久美子が『Numero TOKYO』1・2月合併号に!

Photos : Masashi Ikuta
Photos : Masashi Ikuta

2019年11月28日(木)発売の『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年1・2月合併号に、50作目となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』で23年ぶりに女優復帰を果たした後藤久美子が登場。

(以下、本誌より抜粋)

妻、母、ときどき女優として生きる彼女が美しい理由

その笑顔は、充実と幸せに溢れていた。撮影現場に遊びに来た、長女・エレナが「こういうポーズはどう?」とポージングの指導をする光景も。娘の言葉に笑顔で応えピュアな表情で笑い合う姿に、母として生きる彼女のいまの真実を垣間見た。人気絶頂期にあった22歳で、ヨーロッパに移住し出産。かつて“国民的美少女”と席巻した後藤久美子は現在45歳に。妻として、母として生きてきた20年余りの歳月、彼女はしっかりと地に足をつけ親になることで自身も日々成長してきたのだと改めて感じられた。

渡仏のきっかけになった長女・エレナがまさに今22歳。後藤久美子が母になった年齢を迎えた。

「年齢は関係なくて、もしいい人と出会えてこれだと信じられたなら、娘の結婚や妊娠、出産に対して、いいも悪いも私が口を出すことではないと思っています。ただ、私としては独身生活をできるだけ満喫してほしいかな(笑)。仕事に打ち込むとか、恋人を持つ、持たないはどちらでもいいから楽しんでもらいたい。一度、母親になってしまったら、もう一生子どもが心配の種になってしまうから。例えば、祖父母に面倒を見てもらって旦那さんと二人きりで出かけたりしても、必ず頭の片隅には子どものことがある。子どもが生まれた瞬間に、自分の人生はメンタリティを含めて否応なしに変わります。自由じゃないというのとは違うんですけど、何が起きてもおかしくない世の中ですし、子どもがいくつになろうと、自立したとしても心配する気持ちは一生持ち続けるもの。私は反対のことをしたけれど、したからこそ母になるのは自分の人生を謳歌した後でも遅くないのかなと。それに、子どもを産まなくたってかまわない」

Photos : Masashi Ikuta
Photos : Masashi Ikuta

小麦色の素肌やしなやかな筋肉、生命力に満ちた美しさ。そのどれもが個性として輝く。そして年齢に対してはとてもおおらか。

「アジア人はヨーロッパにいると若く見られるので、そこにあぐらをかいていると日本に戻ってきたときに玉手箱を開けたみたいになるんです。(中略)年齢に対しては、実年齢よりも元気な体力を保てたらいいなと思うくらいで、日本の女性ほどはシミやシワを気にすることはないかな。ちなみに今の肌がいちばん白い状態なの、これでも(笑)。小麦色の肌は父譲りで、白い肌に憧れはあっても無理はしちゃいけない。犬に生まれているのに猫になれないのと同じで、できないことを求めるのは苦しいだけ。何かに執着するとか、無理なことを求める必要はない。自分にしかできないことを無理せずっていうスタンスじゃないと生きるのが難しいじゃない。そう思えるのも、無理もしてきて、できないことをやろうとしたこともあってのこと」

(ここまで、本誌より抜粋)

あのゴクミが帰ってきた! 幸せそのものの笑顔で。端正な美しさと清々しいほどまっすぐな発言は、“国民的美少女”として人気を博した当時のまま。子育てを通して自分も成長してきたこと、再びスクリーンに戻ってきた現在の心境。彼女が輝き続けるのはなぜなのか──その理由は、本誌インタビューで確かめて!

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Text : Chiho Inoue

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