錦戸亮、35歳の本音を『Numero TOKYO』1・2月合併号で独白
本日2019年11月28日(木)発売の『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年1・2月合併号に、錦戸亮が初登場。全10ページにわたる特集の中で明らかになった、35歳の本音とは──。
(以下、本誌より抜粋) 10月1日からソロ活動をスタートさせた錦戸亮。「『この先10年をどう生きる?』って考えたときに、ボヤッと見えている数年後があるよりもまったく見えない数年後をもっとキラキラさせたい」と語る。撮影の数日後、彼はソロ初のステージに立っていた。そこから錦戸亮が見たものは、きっといまだ見たことがない眩しく、輝く景色だったはず──。35歳の彼は目的地のない、まだ見ぬ場所への扉を開く。
──今回の独立では、新たにご自身でレーベルを立ち上げて、ソロ第一弾となるアルバムのリリースも決定。レーベルの名前とアルバムの名前がどちらも『NOMAD(ノマド)』ですがこの意味は?
「動物のディスカバリーチャンネルとかが大好きで一時期よく観ていたんですけど、群れを追い出されたライオンが、新しいプライドを求めて放浪することを“ノマドライオン”と言うんです。それってカッコいいなぁって昔から思っていて、今回名前をつけるとなったときに、パッと思い出して──。僕は追い出されたわけじゃないけど、ほかにもノマドワーカーだったり、NO MADみたいな意味合いも含めて、今の自分にピッタリな気がしたんですよね。
アルバムに関しては、僕が今まで触れてきた音楽もそうですし、いろんな人との出会いを僕なりに消化して、一曲、一曲、すべてに意味がある。まだ完全にできてはいないんですけど、10曲か11曲になる予定です。今回のアルバムはほぼすべて辞めてから作った曲です」
──今後はすべてセルフプロデュースとなるなか、見せていきたいヴィジョンは完璧に出来上がってる?
「出来上がっていないこともないですけど『こんな自分を見せたい』よりも、『こんな自分を見せたくない』のほうが多い気がする。カッコつけて着飾って、背伸びしまくっているところとか。オッサンになってプルプルの肌しているよりも、僕はシワやシミがあったほうがよっぽどカッコいいと思うし。そう思える自分でいたいですし。美しく咲こうとするよりも、枯れていてもカッコいいなっていうほうが憧れますね」
──バンドだったら、曲を作ったらメンバーとまずシェアするんだろうけど、錦戸さんの場合は誰に聴いてもらう?
「彼女ですかね──。嘘です。そんなの寒すぎるでしょ(笑)。嫌だ、そんな彼氏(笑)。ちなみに『ノマド』はスタッフさんだったかな。でも、何回も歌詞を書き直したので、どうやったろ?」
(ここまで、本誌より抜粋)
自身が主宰するレーベル“NOMAD RECORDS(ノマドレコーズ)”より、12月11日(水)にリリースされるファーストアルバム『NOMAD』のリードトラック「ノマド」を引っさげて、新たなスタートを切った錦戸亮。最初の一歩を印象づけるリリックは、自身の心境が率直に綴られている。そして本誌インタビューでは、時折煙に巻くような軽やかな語り口とは裏腹な、強い意志も垣間見えた。先が見えない今を楽しみながら自分自身を鼓舞する、そんなところだろうか。独占インタビューの続きはぜひ本誌で!
Text : Chiho Inoue