結成35周年のダムタイプ、 新作を含む大規模展を開催!
日本を代表するメディアアーティストグループ・ダムタイプによる個展が開催されている。東京・清澄白河の東京都現代美術館にて、2020年2月16日(日)まで。
数々の伝説的なパフォーマンス作品で知られているダムタイプ。1984年、古橋悌二(ふるはし・ていじ/1960-1995) らを中心とするメンバーにより、マルチメディア・パフォーマンス・アーティスト集団として、京都で結成された。以降、日本の80年代バブル経済における「情報過剰であるにもかかわらずこれを認識できていない(=ダム)状態」を敏感にとらえ、誘惑と絶望が共存していた時代に鋭い批評性をもって活動を展開。セリフを排除する「ダム」という手法を選択し、装置や映像、音、パフォーマーの生の身体によって作品を構成した。
古橋悌二の没後も、アーティストの高谷史郎や池田亮司、新しいメンバーによって活動を続けているダムタイプ。本展は、その結成35周年を記念する大規模な展覧会だ。18年にフランスのポンピドゥー・センター・メッス分館において開催された個展の作品群に新作を加え、バージョンアップした内容で会場を構成。新作を含む6点の大型インスタレーションを一挙に公開するなど、貴重な展覧会となっている。伝説のアーティストグループの軌跡がここに集結。どうぞ、お見逃しなく。
ダムタイプ|アクション+リフレクション
会期/2019年11月16日(土)〜2020年2月16日(日)
会場/東京都現代美術館 企画展示室1F
住所/東京都江東区三好4-1-1
料金/一般 1400円、大学生・専門学校生・65歳以上 1000円、中学・高校生 500円、小学生以下 無料
時間/10:00〜18:00
休館日/月曜日(2020年1月13日は開館)、2019年12月28日〜2020年1月1日、1月14日
TEL/03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL/www.mot-art-museum.jp/exhibitions/dumb-type-actions-reflections/
Text : Manami Abe