のんが『Numero TOKYO』12月号に登場!
本日10月28日に発売となった『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2019年12月号では、女優のんにフィーチャー。環境の変化を経て、演技のほかに音楽や絵、洋服作りなど多岐に渡って“表現”の道をひた走る26歳、等身大の彼女の素顔に迫っている。
(以下、本誌より抜粋)
環境が変わったとしても、歩く道は変わってないんです。一本道をひたすらに突き進んでいるだけ
「私はすごく欠けている部分が多い人間で、だからこそ女優になったんだろうなと思うんです。あるとき、女優以外の道を想像してみたら思いつかなくて、妹に『私って女優やってなかったら何してたのかな?』と話したことがあって。『女優になってなかったら、野垂れ死んどったかもな』とあっさり返されました。家族に言われたのが決定打となって、諦めがつきました。私にはこの道しかないから、真剣に打ち込もう!って」 見つめられると、吸い込まれるような類い稀な存在感の大きさに圧倒される。独特な感性や表現力、好きなことにまっすぐに突き進むその力こそ、アーティストのんの魅力だ。今は演技のほかに、音楽や絵、洋服作りなど彼女の活動は多岐にわたる。“創作あーちすと”という肩書を思う存分振り回しながら。
「音楽は中学生の頃にバンドを組んで、ギターを担当していたのが始まりで、そのときの楽しさが忘れられず音楽活動を始めました。
のんとして活動をスタートしてから、自由に自分のやりたいことをやろうと決めていました。CDを出したのも、またバンドをやりたいと思ったから。
2年前にアーティストブック(『創作あーちすと NON』)を出したときに、矢野さんと対談させてもらったんです。そのときに矢野さんがおっしゃっていたのは、『自分がやりたいことを曲げずにやり続けていたら、周りがだんだん諦めてくれるのよね』っていうフレーズ。“周りに諦めてもらう”という初めての発想に感銘を受けて、それを信条に私も現在突き進んでいます(笑)」
(ここまで、本誌より抜粋)
舞台やスクリーンではもちろん、その声だけ、目の動きだけでも、感情を揺さぶることができる女優であり“創作あーちすと”のんは、紛れもなく天性の才能の持ち主。そんな彼女が発する言葉から溢れ出す、表現することへの飽くなき欲求、自分自身を信じる心は清々しいほどにまっすぐだ。インタビュー全文とアザーカットは、ぜひ本誌で!
Text:Chiho Inoue