佐藤卓×上田義彦が挑む 新しい眺め「風景の科学展」
グラフィックデザイナー・佐藤卓によるアートディレクションのもと、写真家・上田義彦の写真などを展示する企画展「風景の科学展 芸術と科学の融合」が開催されている。東京・上野の国立科学博物館にて、2019年12月1日(日)まで。
写真家・上田義彦が長年にわたって撮影してきた世界各地の風景写真などと、自然史や科学技術史の角度から解説や標本を合わせて展示する展覧会「風景の科学展 芸術と科学の融合」が、国立科学博物館で開催中。本展のアートディレクションは佐藤卓が担当し、まったく異なるベクトルのように思える“自由な芸術と、事実の科学”の融合を試みている。 写真の解説は、国立科学博物館の自然史や科学技術史を専門とする研究者によるもの。写真に重層的な意味が加えられることにより、地球の歴史を感じられる展示内容に。 本展にあたり、佐藤卓は以下のように語っている。 「『何だこれは?』という感覚的な興味が、『もっと知りたい』と事実を欲求するのである。写真という芸術を入口に、科学の世界に誘う展示を、さてあなたはどう見るだろうか」 佐藤卓と上田義彦。2人の巨匠と研究者たちのコラボレーションを、どうぞご堪能あれ。
風景の科学展 芸術と科学の融合
会期/2019年9月10日(火)〜12月1日(日)
会場/国立科学博物館 日本館1階 企画展示室
住所/東京都台東区上野公園7-20
入場料/一般・大学生 620円(2019年10月1日より630円)、高校生以下および65歳以上 無料
時間/9:00〜17:00
※金・土曜日、11月3日(日)は20:00まで。10月31日(木)、11月4日(月・祝)は18:00まで
休館/月曜日
※祝日の場合は翌日。10月7日(月)は開館
TEL/03-5814-9883
URL/www.kahaku.go.jp/
Text : Manami Abe