アニエスベーのカーディガンプレッションと川内倫子さんのこと
アニエスベー ギャラリー ブティックにて本日から開催中の川内倫子さんの写真展“When I was seven.”の内覧へお邪魔してきました。 カーディガンプレッション誕生40周年(!)とのことで、川内さんがカーディガンプレッションをテーマに撮り下ろした写真を青山店2Fのギャラリーで展示しています(〜10月20日まで)。被写体はご自身のお子さんを含む子どもたち。「子どもでいることは不自由で退屈だった」という幼少期の自分を被写体に重ねながら、現在の穏やかで愛おしい日常が切り取られています。
![我が子を撮っているのにベタベタにならない距離感がさすがで、ご本人にお話を伺ってみると「意識的にそうならない写真を選んだけれど1枚だけ、悩みながらも展示したカットがある」とのこと。その1枚は会場のあるところに少しだけ控えめに飾られていました。どんな写真なのかは、ご自身の目でぜひ確かめてみてください](https://numero.jp/wp-content/uploads/2019/09/20190910_agnesb_rinkokawauchi02.jpg)
![](https://numero.jp/wp-content/uploads/2019/09/20190910_agnesb_rinkokawauchi03.jpg)
![敬愛する川内倫子さんを、お気に入りの一枚の前で。川内さんはいつもとても素敵なジュエリーを身につけていらして、同じピアスを持っていたり、近所でばったりお目にかかったり、子どもの年齢が近かったりして、つい前のめりになってしまう図々しい私にも気さくにお話してくださって本当に素敵です](https://numero.jp/wp-content/uploads/2019/09/20190910_agnesb_rinkokawauchi01.jpg)
アニエスベーのカーディガンプレッションはそのアイコニックなデザインと“パリ・シック”への果てしなき憧れ、そこはかとないカルチャー感、唯一無二の存在感で私たちに寄り添ってきた服なのかなという気がします。40周年絡みでは、青山店1FでHIROMIXによる展示、パリではアネット・メサジェやデヴィッド・リンチの展示もあるそうです。観たい!
ちなみに、私がフレンチに心酔していた中学生の頃に初めて購入したカーディガンプレッションは水色。よりによって水色、だったのですが、放課後は何にでもドヤ顔でその一張羅を羽織っていました。15歳のとき初めて訪れたパリで「スナップカーデ(と当時は呼んでいました)を着たリセは一体どこなのよーっ!?」とアタフタしたのはここだけの話。今年は久しぶりにカーディガンプレッションを新調してみようかな。