東京都現代美術館×まち歩き 「MOTサテライト2019」へ! | Numero TOKYO
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東京都現代美術館×まち歩き 「MOTサテライト2019」へ!

今和泉隆行『空想地図 中村市』(2018年)(部分)
今和泉隆行『空想地図 中村市』(2018年)(部分)

今年の春にリニューアル・オープンしたばかりの東京都現代美術館(MOT)。その改修期間中に、近隣の清澄白河エリアを舞台に始まったシリーズ企画「MOTサテライト」がこの夏、“地図”をテーマに2019年10月20日(日)まで開催中。

第4回となる今回は、新しくなった美術館をメイン会場として、まちなかのカフェや店舗にMOTスポットを7カ所展示。作品鑑賞とまち歩きを通して、美術館周辺の魅力を再発見する試みだ。

光島貴之『夕日に向かって歩く』(2018年)
光島貴之『夕日に向かって歩く』(2018年)

館内の展示では、市販の市街地地図のフォーマットで、架空の都市「中村市(なごむるし)」を描き続けている空想地図作家・今和泉隆行の地図や、触覚や匂い、音などの感覚を表現した光島貴之の地図、そこに暮らす人の日常を可視化するサトウアヤコの地図など、さまざまな「地図」作品を紹介。マリー・コリー・マーチによる作品『アイデンティティ・タペストリー』は質問に答えながら織り成す参加型展示。1日限定20人が参加し、2週間ほどかけて完成された。

MOTサテライト2019 ひろがる地図での展示風景(2019年)
MOTサテライト2019 ひろがる地図での展示風景(2019年)

orangcosong+進士遙の『演劇クエスト』では来場者が物語の主人公に。選択肢によって独自のストーリーが綴られていく「冒険の書」を手がかりに、清澄白河のまちを自由に歩きながら目印を見つけプレイしていく。

海洋民族による不思議な海図や、ちょっとした誤解から描かれた古地図など地図観を覆す展示も興味深い。さらに、参加アーティストによるトークイベントやワークショップ、手話を使った鑑賞会、車椅子で楽しむアートツアーなどのイベントも盛りだくさん。詳しくは公式サイトをチェックしよう!

また、本館では現在、子どもとともに楽しめる展示「あそびのじかん」も同時開催中! 夏休みから秋にかけて、あわせて楽しんでみては?

「MOTサテライト2019 ひろがる地図」
会期/開催中〜2019年10月20日(日)
会場/東京都現代美術館 企画展示室 地下2F および MOTスポット7カ所
入場料/無料
開館時間/10:00〜18:00
※8月23、30日の金は21:00まで開館
休館日/月、ただし祝日の場合は開館、翌日の9月17、24日、10月15日は休館
URL/mot-art-museum.jp

Text : Akiko Kinoshita

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