ナタリー・ポートマン、女性を見た目で評価する軽薄な価値観を批判
ナタリー・ポートマン(Natalie Portman) は、ルックスで判断されることと「常に戦っている」と感じているそうだ。13歳でデビューを果たしたナタリーは、見た目で判断されがちな女性の立場にについて、美で個人の価値を決める、その軽率な価値観を批判している。
ナタリーは、英版ハーパーズ・バザー誌9月号掲載のインタビューで「女性として、ルックスのみで価値を評価されることと常に戦っている。他人の眼差しや意見で定義されるなんて、とても軽薄なこと」「そして美とは、つかの間のもの。時間に閉じ込めることができないもの。蝶のように、はかない命ね」「意味ある生きるに値する人生を送るには、美に甘んじてはならないわ」と語った。
また、夫ベンジャミン・ミルピエとの間にアレフ君(8)とアマリアちゃん(2)がいるナタリーは、女性は怒りの感情を持たないものと刷り込まれているとして、こう続けた。
「私達は、怒りの感情を持たないと教えられてきたわ。その代わり、悲しいとか動揺していると感じるのよ」「そして、このことを認識した時、私の心の中で何かが突然変わった。これまで涙が込み上げてきた時は、実は私は怒っていたってことが分かったの」「ただ、その表現の仕方を知らなかったのよ」
一方で、リース・ウィザースプーンが製作を手掛ける新作『ルーシー・イン・ザ・スカイ』で宇宙飛行士ルーシー・コーラを演じるナタリーは、リースを含む女性達が立ち上げたセクハラ撲滅を目指すタイムズ・アップ運動に非常にインスパイアされたという。
「リース・ウィザースプーン、アメリカ・フェレーラ、ケリー・ワシントンなどタイムズ・アップを通して出会った多くの女性に、とてもインスパイアされたわ。彼女達は、素晴らしくクリエイティブな仕事をして、製作、出演、監督も手掛け、家族の世話もきちんとしている」「インスピレーショナルな運動家であると同時に、素晴らしい友人。手が一杯だと感じた時はいつも彼女達のことを思い出し、もっと出来ると思い直すのよ」