フラワーアーティスト東信の『植物図鑑』第4弾刊行&展覧会も! | Numero TOKYO
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フラワーアーティスト東信の『植物図鑑』第4弾刊行&展覧会も!

ヌメロ・トウキョウの連載「今月のフラワー・アート」でもお馴染みのフラワーアーティスト東信(Azuma Makoto)による人気シリーズ『ENCYCLOPEDIA OF FLOWERS IV 植物図鑑』の第4弾が発売された。それを記念して、6月8日(土)、9日(日)の2日間限りの特別エキシビジョン「Botanical Sculpture」も開催。

「世界の果てで花を生ける花屋」と称されるまでとなった東信と写真家・椎木俊介。日本のみならず世界中から脚光を浴びている彼らがライフワークとして取り組む『植物図鑑』も制作開始から10年、記念碑的な第1巻出版から7年を経て、累計4万部に達する、ダイナミックな植物の息づかいを感じられる究極のシリーズ待望の第4弾がリリースされた。

「1万本の花束を本棚へ」という構想からスタートした第1巻、「花と時代」をテーマにこの時代の美と変遷を、生涯、定点観測で記録し続けること、挑み続けることを宣言した第2巻、さらに創作の枠は広がり、五大陸から成層圏まで及ぶプロジェクトを敢行するなど壮大なる「花と地球」をテーマにした第3巻。

そして、最新作となる第4巻では、時空間を超越し突き進む作家が、なぜ人は花を必要とするのか? 花と人間の関係を省み、その原点を探求する。「人間は原始時代から花を他者に捧げる習慣があり、それは今日でも変わらない。国や民族、宗教が異なっても、人が花を捧げる尊い行為に変わりはない」と、「花」と「人」の関わり方の原点回帰として、東信と椎木俊介が本書を通じてすべての人々に花々を捧げている。


Botanical Sculpture in Ishigaki Island Date : March 8, 2019

そして、今回『Encyclopedia of Flowers 4』の発売を記念して、2019年6月8日(土)、6月9日(日)の2日間限定で、特別エキシビション「Botanical Sculpture」が東京・元麻布にて開催される。

シリーズの創作開始から10年の時を経てもなお、花の美を追求し続けて辿り着いたシリーズ第4弾。書籍の中に写る生の植物の息づかいを間近で体感してほしい。

特別展「Botanical Sculpture」

期間/2019年6月8日(土) 6月9日(日)
会場/東京都港区元麻布2-11-6 B1F
営業時間/‪13:00〜20:00‬

Text:Masumi Sasaki

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