『ブレードランナー』が描いた2019年。シド・ミード展開催 | Numero TOKYO
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『ブレードランナー』が描いた2019年。シド・ミード展開催

TOKYO 2040 (C)Syd Mead Inc.
TOKYO 2040 (C)Syd Mead Inc.

“ビジュアル・フューチャリスト”として数多くのクリエイターや作品に影響を与えてきた、世界的インダストリアルデザイナーのシド・ミード(Sydney Mead)。その活動の中から150点を展示する原画展が、東京・末広町にあるアーツ千代田3331でスタート。なんと日本では、今世紀初の開催!

未来志向でリアルなビジョンを数々生み出し、“ビジュアル・フューチャリスト”として世界中でその名を知られるインダストリアルデザイナーのシド・ミード。その活動はプロダクトデザインの領域にとどまらず、『スタートレック』(79年)や『ブレードランナー』(82年)、『エイリアン2』(86年)など、誰もが知るSF映画を手掛けてきたレジェンド的存在だ。

Downtown City Scape _ブレードランナー (C) 1982 The Blade Runner Partnership. All Rights Reserved.
Downtown City Scape _ブレードランナー (C) 1982 The Blade Runner Partnership. All Rights Reserved.

本展では、膨大なアーカイブから厳選された画稿のほか、日本独自のセレクションを加えた約150点が4パートで構成。アジア初公開となる初期水彩画から最新作まで展示されるほか、ハリウッド映画のプロダクション・デザインや未発表のコンセプト画も公開される。さらに、日本のプロジェクトにフォーカスし、『YAMATO 2520』や『∀ガンダム』などのアニメーションの作画も見ることができるという。

TURN A FRONT _∀ガンダム(C) 創通・サンライズ
TURN A FRONT _∀ガンダム(C) 創通・サンライズ

世界初公開の秘蔵原画も多数公開されるシド・ミード展が日本で開催されるのは、なんと34年ぶり、今世紀では初開催! 『ブレードランナー』が描いた2019年であり、平成から令和へと替わるまさに「時代の境目」である今日。改めて今、ミードの描いてきた未来のビジョンを振り返りたい。

Running of the Six Drgxx (C)Syd Mead, Inc
Running of the Six Drgxx (C)Syd Mead, Inc

「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」
会期/2019年4月27日(土)〜5月19日(日)
会場/アーツ千代田 3331 / 1Fメインギャラリー
住所/東京都千代田区外神田6丁目11-14
時間/11:00〜20:00(最終入場は閉館の30分前まで)
入場料/一般2,000円、学生(大学生・専門学校生以下)1,000円、小学生以下無料、障害者手帳お持ちの方および付添者1名無料
URL/sydmead.skyfall.me/

Text:Akane Naniwa

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