マノロ・ブラニク、完璧なヒールの高さは5cm | Numero TOKYO
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マノロ・ブラニク、完璧なヒールの高さは5cm

©Bang Media International
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マノロ・ブラニク(Manolo Brahnik)は、完璧なヒールの高さは5cmだと考えている。

1970年代に自身の名を冠したレーベルを立ち上げて以来、シューズ界の大御所として君臨し続けるブラニクの靴は、妊娠中のメーガン妃の足元を飾っているほか、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で主演のサラ・ジェシカ・パーカーが着用していたことでも知られている。

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ブラニクは、ザ・タイムス紙のインタビューの中で、自身の靴に真に対峙できるものはないとした上で、靴に対する思いをこう語っている。 「クズ(のような靴)ばかりですね。酷い靴が蔓延しています。馬のようなバレンシアガの靴にしてもですね。いや馬ではない。馬は美しいですから。化け物みたいな動物に似ているとでも言いましょうか。本当に酷い」「私がこの10年間に作った靴全てが模倣されています。私の靴と全く同じですが、私のものではないのです」「(5㎝のヒールは)歩きやすいですし、身体を自然に動かすことが出来ますから」

そんなブラニクは、過去のスタイルに未だ心を惹かれるようで、「私は、違う時代に属しているんです。今とは異なる教育、そして異なる社会です。私は帽子が好きだし、女性がまた手袋をするようになって欲しいと思っています。心からそう望んでいるんですよ。私はただの『残り物』かもしれませんが、それを必死で保存しようとしているのです」と続けた。

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また、自身が靴デザインを手掛けるきっかけを与えてくれた当時のヴォーグ編集長ダイアナ・ヴリーランド対し、「私は舞台をやりたかったんですね。俳優はあまり好きではないのに、どうしてでしょうかね。俳優の友人が何人がいますが、彼らはよそ者を寄せ付けない。彼女(ヴリーランド)に自分が書いたデザイン画全てを送りましてね、編み上げの靴など『真夏の夜の夢』の衣装のデザインです。そしたら『あなたは足元に専念しなさい』って言われたんです。今でもその言葉に従っていますよ」と感謝の言葉を述べていた。

Photo: bangshowbiz

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