天野喜孝個展「春夢譚」開催 @ ミヅマアートギャラリー | Numero TOKYO
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天野喜孝個展「春夢譚」開催 @ ミヅマアートギャラリー

『Lady Blue』(2018) ©AMANO Yoshitaka, Courtesy Mizuma Art Gallery
『Lady Blue』(2018) ©AMANO Yoshitaka, Courtesy Mizuma Art Gallery

イラストレーター/画家の天野喜孝(あまの・よしたか)による個展が開催。東京・新宿のミヅマアートギャラリーにて、2019年4月10日(水)〜5月18日(土)まで。

キャラクターデザインなどの仕事をはじめ、「ヨウジ ヤマモト」や「クリスチャン ダダ」などのブランドとのコラボレーションでも注目を集める、イラストレーター/画家の天野喜孝。15歳でアニメ制作会社・タツノコプロに入社し、アニメ「ヤッターマン」や「科学忍者隊ガッチャマン」、「昆虫物語 みなしごハッチ」など多くのキャラクターデザインに携わった。独立後の1980年代後半には、ゲームソフト「ファイナル ファンタジー」のキャラクターおよび、ヴィジュアルコンセプトデザインを担当し、今や世界的にその名が知られている。また、舞台美術や衣装デザインも手がけるなど、その活躍の幅は多岐に及ぶ。

『Spring Awakening』(2019)©AMANO Yoshitaka, Courtesy Mizuma Art Gallery
『Spring Awakening』(2019)©AMANO Yoshitaka, Courtesy Mizuma Art Gallery
『Lady Purple』(2019) ©AMANO Yoshitaka, Courtesy Mizuma Art Gallery
『Lady Purple』(2019) ©AMANO Yoshitaka, Courtesy Mizuma Art Gallery

近年は活動の中心をアートに移し、アート作品を多数発表。天野が描き出す、少女が大人へと成長するなかで垣間見せる輝きは、人類にとって根源的な美的概念の源泉のひとつとして、主題あるいは重要な衝動として描かれている。それらは春の夢のように儚い美であり、いつか移り変わる予感を内包するからこそ、そこに眩しい生の輝きを見るのかもしれない。「春夢譚(しゅんむたん)」と名付けられた本個展では、さまざまな手法で描かれた「春」の作品が展示される。

春を迎え、一斉に華やいだ景色が惜しむ間もなく鮮やかな変遷を見せるこの季節。天野喜孝が描き出す少女たちと会いに、会場へ足を運んでみてはいかが。

 

天野喜孝展「春夢譚」
会期/2019年4月10日(水)〜5月18日(土)
会場/ミヅマアートギャラリー
住所/東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F
入場料/無料
時間/11:00〜19:00
休館日/日・月曜日、祝日
TEL/03-3268-2500
URL/mizuma-art.co.jp/

Text : Manami Abe

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