アート写真の祭典「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2019」が開幕! | Numero TOKYO
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アート写真の祭典「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2019」が開幕!

アルバート・ワトソン『坂本龍一』ニューヨーク 1989年 Photo by Albert Watson
アルバート・ワトソン『坂本龍一』ニューヨーク 1989年 Photo by Albert Watson

第7回目を迎える「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2019」が、いよいよ4月13日(土)からスタート。今年は「VIBE」をテーマに、新たな会場を含む京都市内11ヶ所にて開催される。目前に迫った今、今年の見所をチェック!

通常非公開の寺院、指定文化財などといった歴史的建造物から、ギャラリー、近代建築などさまざまな空間を舞台に、アート写真が集結する国際的なフェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。7回目を迎える今年は、“人々の中に眠る何かを覚醒させる”「VIBE」がテーマだ。 気になる今年の見所を紹介。 まず、ミック・ジャガーなど、時代の寵児たちのポートレイトを数多く手がける写真家、アルバート・ワトソンの日本初となる回顧展は必見。さらにメインスポンサーのビー・エム・ダブリュー株式会社とのコラボレーションにより、アルバート・ワトソンと金氏徹平によるラッピングが施されたBMW i3 LUCKYSHUTTLEが、京都文化博物館 別館を中心に2方向へ巡回する。

BMW i3 wrapped by Teppei Kaneuji
BMW i3 wrapped by Teppei Kaneuji
また、世界最古のシャンパーニュメゾン ルイナールは、「視覚芸術の魔術師」と呼び名の高いブラジル出身の現代アーティスト、ヴィック・ムニーズとコラボレーション。祇園にあるスペース「ASPHODEL」にて公開される。

Flow Hands ©Vik Muniz×Ruinart, 2019
Flow Hands ©Vik Muniz×Ruinart, 2019

通常非公開の建造物で展示が楽しめるのも、このフェスティバルならでは。今年は新たに二条城内にある「二の丸御殿 御清所」が公開され、パリとチュニスを拠点に活動するイズマイル・バリーによる展示が行われるという。

例年開催されてきたサテライトイベント「KG+」も、今年はさらにバージョンアップ! 「KG+ SELECT」12組による「KG+ AWARD」ノミネート作品がすべて公開。さらに若手写真家やキュレーターの発掘と支援を目的に行われる公募型アートフェスティバル「KG+」の展覧会が、なんと市内約90ヶ所で開催だ。

KG+ SELECTノミネート作品 ©Nao Nakai
KG+ SELECTノミネート作品 ©Nao Nakai

寺社仏閣、ギャラリー、近代建築での展示のみならず、市内各所のショウウインドウにもKYOTOGRAPHIEによる写真作品が。まさに街中がアート一色になる1ヶ月。たっぷり時間をかけて、京都中を駆け巡ろう!

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019」
会期/2019年4月13日(土)〜5月12日(日)
会場/オフィシャルプログラム 京都市内11カ所
入場料/パスポート:一般4,000円、学生3,000円、団体割引(10名以上)3,500円
1DAYパスポート:一般3,000円、学生2,000円、団体割引(10名以上)2,500円
前売り:パスポート3,500円、学生2,800円※4月12日までぴあ、イープラス(e+)、peatixにて発売
URL/www.kyotographie.jp/

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