「更級日記」がテーマ!女性アーティスト12組によるグループ展
古典日記文学「更級日記」に着想を得た、女性アーティスト12組のグループ展が開催。場所は「更級日記」の著者である菅原孝標女が、多感な少女期を過ごしたとされる千葉県市原市にある、市原湖畔美術館にて、2019年7月15日(月)まで。
今から1000年前、平安時代に菅原孝標女が綴ったと言われている「更級日記」。1人の女性の約40年の半生を書いたという、古典作品に着想を得た、女性アーティストによるグループ展が開催される。
参加するのは、UMMMI.、今日マチ子、光浦靖子など、活動ジャンルや世代も異なる12組のアーティストたち。手書きの日記からインスタレーション、映像作品、刺繍や手芸、写真など、多様なメディアで表現する。
現実世界の暮らしに一喜一憂しながらも、少女時代の物語世界への夢を描き続けられた「更級日記」。女性にとって「日記」はどのような表現なのだろうか? そんな問いかけをもとに、「日記的表現」を出発点としながらも多岐に渡る表現の作品が紹介される。それぞれの想像の部屋を覗き込むように、鑑賞してみては?
「更級日記考―女性たちの、想像の部屋」
会期/2019年4月6日(土)〜7月15日(月)
会場/市原湖畔美術館
住所/千葉県市原市不入 75-1
時間/平日10:00~17:00、土曜・休前日9:30~19:00、日曜・祝日9:30~18:00
(最終入館は閉館時間の30分前まで)
休館/月曜(祝日の場合は翌火曜日)
料金/一般800円、大高生・シニア(65歳以上)600円、中学生以下無料
電話/0436-98-1525
URL/lsm-ichihara.jp/exhibition/2019spring
Text:Akane Naniwa