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日本初公演!ストップギャップ ダンスカンパニーが追求するインクルーシヴなダンス

©️Chris Parkes

「人と違うことーそれは私たちの存在理由であり、私たちの生き方そのものだから」をコンセプトに、障害の有無を超えた、新たな舞台作品の可能性を追求してきたイギリス発のストップギャップ ダンスカンパニーの最新作『エノーマスルーム』 が、2019年3月8日(金)、9日(土) 、世田谷パブリックシアターにて日本で初上演される。

©️Chris Parkes
©️Chris Parkes

1997年よりイギリスで活動を始め、「人と違うことーそれは私たちの存在理由であり、私たちの生き方そのものだから」をコンセプトに、新たな舞台作品の可能性を追求してきたストップギャップ ダンスカンパニー。誰もがダンスを楽しめる環境づくりや、観客の既成概念を取り除くことをミッションの柱の一つとして掲げ、として、障害の有無を超えた作品を作り続けている。

今回上演される『エノーマスルーム』(原題:果てしのない部屋)では、リビングルームを舞台に、妻・ジャッキーを突然亡くし、悲しみにくれる夫・デイヴと娘のサムが登場する。二人はそれぞれ、亡くなったジャッキーとの日々を思う。やがて、彼らの記憶と現実が混じり始め、それぞれの思い出の中のジャッキーが目の前に現れ、彼らの妄想の中に新たに生まれたユニークなキャラクターのチョックが、観客をさらなる迷宮の世界に誘う。

©️Chris Parkes
©️Chris Parkes

ダンスはもちろん、演劇的なシーンや、温かみがありながらも印象的な美術、幻想的な曲調やロックと、様々な音楽と共に描きだされる世界は、まさにパフォーミングアーツの無限の可能性そのもの。

©️Chris Parkes
©️Chris Parkes

また、今回の来日に伴い、ワークショップも各地で開催する。障害の有無や年齢・性別・舞踊経験などにかかわらず、身体の動きを通して交流し、インクルーシヴ(わけ隔てのない)ダンスに挑む。

芸術監督のルーシー・ベネットは、「本公演を通じて、パフォーマーが互いの多様性を受け入れることによって、オリジナリティー溢れる唯一無二の作品が生み出されているということを観客のみなさんにご紹介できましたら、それはこの上ない喜びです」とコメントを寄せている。

世田谷パブリックシアターでの公演は全2回、その他、神奈川、北九州でも上演される。
障害の有無どころか、ダンスという枠すら揺らがしながら、人々の個性や可能性を引き出そうとするストップギャップ ダンスカンパニーの試みは、多様化する現代を生きる私たちにも、新たな視座を示してくれるはず。

ストップギャップ ダンスカンパニー 『エノーマスルーム』

アーティスティック ディレクション/ルーシー・ベネット
出演/デーヴィット・トゥール、ハンナ・サンプソン、ナデン・ポアン ほか

<東京公演>
日時/2019年3月8日(金)19:30、9日(土)14:00 ※ポストトークあり
会場/世田谷パブリックシアター
料金/全席指定
一般¥4,000、ペア¥7,000、高校生以下¥1,500、U24¥2,000 ほか各種割引あり
URL/setagaya-pt.jp/performances/201903stopgap.html

世田谷パブリックシアターチケットセンター
TEL/03-5432-1515
URL/setagaya-pt.jp/performances/201903stopgap.html

<神奈川公演>
日程/2019年3月3日(日)
会場/神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ) プラザホール

<北九州公演>
日程/2019年3月16日(土)
会場/北九州芸術劇場 小ホール
URL/q-geki.jp/events/2019/stopgap/

<ワークショップ>
「ストップギャップダンスカンパニー インクルーシヴダンス ワークショップ」
日時/2019年3月11日(月)14:00〜20:00
会場/あうるすぽっと
対象/インクルーシヴダンスの作品を創ることに興味がある方、ダンサー、ダンス経験者
URL/www.owlspot.jp/events/workshop/post_94.html

Text:Hiromi Mikuni

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