新たなる才能を目撃せよ!第21回「DOMANI・明日展」
若手アーティストの海外での制作・研究のためのレジデンス支援を行なっている文化庁が、その成果発表として毎年開催している「DOMANI・明日展」。21回目となる今回は、東京・六本木にある国立新美術館を会場に、9名の若手アーティストがグループ展を行う。
将来の日本のアート界を担う人材育成のため、若手アーティストが海外の関係機関などでの研修を支援する「新進芸術家海外研修制度」。その成果発表としてのグループ展が国立新美術館にて開催中だ。
第21回目の本展では、「平成の終わりに」をサブタイトルに、研修を終えたばかりの9名の若手アーティストを紹介する。DOMANI展にとっても今回が平成時代最後となり、アーティストも昭和50年代に生まれ、平成時代に表現者を目指したものらが揃う。「元号」(日本)と「西暦」(海外)を往復しつつ生まれた表現を見せる機会となるようだ。
選ばれたアーティストは、2015年より2年間アメリカ・シアトルに滞在した加藤翼や、2013年よりモロッコ・ラバトに滞在し、現在も日本との2拠点で制作を続ける松原慈など、場所や制作スタイルもさまざまな9名だ。
また合わせて、イタリア・フィレンツェでの滞在制作経験を持つ現代アーティストの三瀬夏之介もゲストにむかえられる。
新しい時代のアート界を担う、新たな才能をぜひ目撃して!
「未来を担う美術家たち
21st DOMANI・明日展 文化庁新進芸術家海外研修制度の成果」
会期/2019年1月23日(水)〜3月3日(日)
会場/国立新美術館 企画展示室2E
住所/東京都港区六本木7-22-2
時間/10:00〜18:00(金・土曜〜20:00)※入場は閉館の30分前まで
休館/火曜
料金/一般¥1,000、大学生¥500
URL/domani-ten.com/
Text:Akane Naniwa