陶芸家・黒田泰蔵が美術館で初の個展を開催
国内外の主要な美術館にコレクションされ、世界的に活躍する陶芸家・黒田泰蔵。2019年1月12日(土)より。静岡県にあるヴァンジ彫刻庭園美術館にて、白磁を美しさを追求し続ける彼の美術館では初となる個展を開催する。
陶芸界のみならずアート界でも注目され、世界をまたにかけ活躍する陶芸家の黒田泰蔵。本誌でも注目する作家のひとりだ。
60年代に20歳という若さでパリにわたり、のちの人間国宝となる陶芸家・島岡達三との出会いをきっかけに、カナダにて陶芸を始めたという。帰国後もさまざまな技法で精力的に作陶に携わり、45歳より「轆轤(ろくろ)成形、うつわ、単色」の3つの条件を自身に定め、以来“白磁”のみの制作を行っている。
本展では、円筒や梅瓶、花入、台皿といった作品にて白磁の現在を公開。空間に溶け込むように静謐(せいひつ)でありながら、緊張感あふれる力強さをもつ黒田の作品。初めて轆轤に触れた時より約半世紀の間、追求され続ける白磁の美しさをぜひ堪能してみては。
「黒田泰蔵 白磁」
会期/2019年1月12日(土)〜4月9日(火)
会場/ヴァンジ彫刻庭園美術館
住所/静岡県長泉町東野クレマチスの丘347-1
時間/1月 10:00〜16:30、2・3月 10:00〜17:00、4月 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館/水曜
料金/1〜3月 大人1,000円(900円)、高・大学生500円(400円)、中学生以下無料
4月 大人1,200円(1,100円)、高・大学生800円(700円)、中学生以下無料
※( )内は20名様以上の団体割引
TEL/055-989-8787
URL/www.clematis-no-oka.co.jp/vangi-museum/
Text:Akane Naniwa