真鍋大度∽ライゾマティクス リサーチの日本初個展 | Numero TOKYO
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真鍋大度∽ライゾマティクス リサーチの日本初個展

最先端技術を駆使した表現で、世界的に注目を集めるライゾマティクスリサーチ(Rhizomatiks Research)とその代表・真鍋大度の日本初となる個展が開催されている。鹿児島県霧島アートの森にて、2019年1月14日(月)まで。

新作『dissonant imaginary』Daito Manabe + Kamitani Lab, Kyoto University and ATR(映像) photo©:Hanayuki Higashi
新作『dissonant imaginary』Daito Manabe + Kamitani Lab, Kyoto University and ATR(映像) photo©:Hanayuki Higashi

2016年リオデジャネイロ五輪閉会式での技術演出やPerfumeのステージなど、日本が世界に誇るテクノロジー×アート表現の旗手として知られる真鍋大度。彼はソフトウェアのプログラミングからハードウェア構築、UI(ユーザーインターフェイス)などのデザイン、アーティスティックな演出までのすべてを手がけるフルスタック集団ライゾマティクスを2006年に共同設立し、現在は同社の研究開発部門であるライゾマティクスリサーチを率いている。

本展は真鍋大度とライゾマティクスリサーチの国内初の個展であり、プログラムや映像制作、脳科学の専門家らとコラボレートした新作を中心に発表。加えて、自然の豊かさで知られる霧島アートの森の周辺環境との相乗効果によって、真鍋の独創性や先見性が浮き彫りにされる。

ELEVENPLAY x Rhizomatiks Research 『Phosphere』
ELEVENPLAY x Rhizomatiks Research 『Phosphere』

その中でも脳データを解析する新作インスタレーション『dissonant imaginary』はとりわけ興味深い。人間の脳活動に注目したアート制作は真鍋氏がかねてから注目していたものであり、必見だ。意外にも国内初となる個展を、鹿児島が誇る野外美術館で開催する理由とは? 技術と芸術の融合の最前線、そのさらなる新展開を五感で体感してみてはいかが。

「真鍋大度∽ライゾマティクスリサーチ」

会期/2018年11月16日(金)~ 2019年1月14日(月)
会場/鹿児島県霧島アートの森
住所/鹿児島県姶良郡湧水町木場 6340番地220
入場料/一般:800(600)円/高大生:600(400)円/小中生:400(300)円 ( )内は前売り又は20名以上の団体料金
時間/9:00~17:00(入園は16:30まで)
TEL/0995-74-5945
URL/open-air-museum.org

Text : Ryoji Sugawara

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