大山エンリコイサムが見せる「Black」の世界@天王洲
東京・天王洲のタクロウソメヤコンテンポラリーアートにて、ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、 大山エンリコイサム(Enrico Isamu Ōyama)の個展「Black」が12月22日(土)まで開催されている。
大山エンリコイサムはイタリア人の父と日本人の母をもつアーティスト。これまでロンドン、ニューヨークなどで個展を開催したほか、シュウ・ウエムラやコム デ ギャルソンとコラボするなど、国内外で幅広く活躍している。
代表的な白と黒を中心とした作風は、エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈した「クイックターン・ストラクチャー」というモチーフ。その作品群には、色での表象を放棄し、白黒という二項対立から逃れることで、黒に潜在する生成や動といった感覚を引き出し、強調する意図が込められているという。
今回の展示「Black」は、2016年の「プレゼント・テンス」展に続いて同ギャラリーで行われる大山の個展であり、マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(アメリカ・カンザス州)で初展示された『FFIGURATI #162』、『FFIGURATI #163』など、日本初公開の計8点の絵画作品によって構成されている。そのタイトルどおり、作家の思想を体現したモノトーンの世界感を堪能することができるだろう。
大山エンリコイサムが探求する、“かたち・運動・モノトーン”が織りなす世界観をぜひ、この機会に体感してみたい。
「大山エンリコイサム Black」
会期/2018年11月22日(木)~12月22日(土)
会場/Takuro Someya Contemporary Art
住所/東京都品川区東品川 1-33-10 TERRADA Art Complex 3F
時間/11:00〜18:00(金〜20:00)
休館/日・月・祝
TEL/03-6804-3018
URL/http://tsca.jp/ja/exhibition/enrico-isamu-oyama-black/