フラメンコの鬼才イスラエル・ガルバンが、代表作『黄金時代』を上演!
伝統的なフラメンコにルーツをもちながらも、天才的なテクニックと独創的な表現で、フラメンコの枠を超えた作品を生み出しているダンサー、振付家のイスラエル・ガルバン(Israel Galván)。現代ダンス界を牽引するアーティストとして彼の代表作『黄金時代』を、2018年10月27日(土)、28日(日)の全2公演、彩の国さいたま劇場にて初上演。
その後、カフカの『変身』をモチーフとした『ラ・メタモルフォシス』や、闘牛の世界がテーマの『アレナ(砂)』、そして2005年に『黄金時代』を発表。2005年にはナショナル・ダンス賞を受賞し、2012年には『黄金時代』でベッシー賞(NY)を受賞! さらにナチスの虐殺を描いた『ロ・レアル』(2012年)では、スペイン舞台芸術の権威あるプレミオス・マックス・デ・テアトロ賞で3冠を、2016年の英国ナショナル・ダンス・アワードでは傑出した男性モダンダンサーにノミネートされて特別賞を受賞した。フラメンコ界だけでなく、現代ダンス界からも注目される存在となっている。
さて、今回上演される『黄金時代』は、初演から13年間、世界中で上演されてきたガルバンの代表作。カンテ(歌)、ギター、ダンスというシンプルなスタイルを取りながら、まるでジャズセッションのように呼応しながら繰り広げられる。フラメンコのルーツを失わず、そして再構築された、新たな芸術作品として高く評価されている。
また、これまでフラメンコ・フェスティバルなどで何度も来日しているガルバンだが、彼はかつて、日本の伝説的舞踏家、大野一雄の舞踏研究所を訪れたこともあるという。大野の代表作で、フラメンコダンサーのアルヘンチーナの来日公演に刺激を受けて製作されたといわれる、土方巽の演出による『ラ・アルヘンチーナ』についても、「大野のゆっくりとした動きを自分も取り入れたいと思った。あんなのは観たことがない、すばらしいと思ったよ」とコメントしている。
彩の国さいたま芸術劇場での公演後には、未経験や初心者のためのフラメンコ・ワークショップが開催され、続いて11月2日(金)と3日(土・祝)には、名古屋市芸術創造センターで上演。そして2019年2月には山口情報芸術センターにて、AIを用いた新作の発表も予定されている。
新たな表現に精力的に挑み続ける現役ダンサーの舞台と出会える貴重な機会、世界的にもますます注目を集めること必至なイスラエル・ガルバンを見逃さないで!
イスラエル・ガルバン『LA EDAD DE ORO-黄金時代』
演出・振付/イスラエル・ガルバン
日時/2018年10月27日(土)、28日(日)15:00 開演(全2公演)
会場/彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
料金/一般 S席 ¥6,000 A席 ¥4,000 ※当日券は各席種ともに+500円
チケット取り扱い/SAFチケットセンター TEL:0570-064-939(休館日を除く 10:00〜19:00)、チケットぴあ TEL:0570-02-9999 (Pコード 487-465)、イープラス
SAFチケットセンター
TEL/0570-064-939(休館日を除く 10:00〜19:00)
URL/www.saf.or.jp/stages/detail/5430
イスラエル・ガルバンによる
ダンス未経験者・初心者のためのフラメンコ・ワークショップ
日時/10月29日(月)18:30〜20:00
会場/彩の国さいたま芸術劇場
対象/『黄金時代』のチケット購入者(16歳以上、スキル、ジャンル、経験不問)
参加費/¥3,000
申し込み受付/先着順
詳細/
http://saf.or.jp/arthall/information/detail/779
愛知公演
日時/11月2日(金)19:00開演、3日(土・祝)14:00開演
会場/名古屋市芸術創造センター
料金/一般 ¥7,000、U25(公演時25歳以下、要身分証)¥3,500
愛知県芸術劇場
TEL/052-971-5609
URL/www.aac.pref.aichi.jp