アレサ・フランクリン、76歳で永眠 | Numero TOKYO
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アレサ・フランクリン、76歳で永眠

©Bang Media International
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アレサ・フランクリン (Aretha Franklin)が亡くなった。76歳だった。

ソウルの女王はすい臓がんとの闘病の末、デトロイトの自宅で家族らに囲まれながら旅立ったと、長年広報を務めたグウェンドリン・クィンが明らかにした。

アレサの家族による声明にはこう綴られている。「公式の死因は神経内分泌腫瘍型のすい臓がんの進行によるものです」「人生のどん底のような時を迎え、私たちは自分の心の痛みをどう言葉で表現していいのかわかりません。女首領そして礎を失いました」

数日前には、クィンを通して、アレサと家族はファンからのサポートに助けられていると発表された矢先の出来事だった。

著名人からの言葉も続々と寄せられ、米歴代大統領陣からも弔いの言葉が寄せられている。

ドナルド・トランプは「ソウルの女王、アレサ・フランクリンが亡くなった。偉大な女性だ。声という神からの素晴らしい才能を持っていた。寂しくなるだろう」とツイート、ビル・クリントンは「ヒラリーと私は、アメリカの最高の宝のひとつで友人のアレサ・フランクリンを失い悲しんでいる。50年以上に渡って私たちの魂を揺さぶり続けた。優雅で上品、自分の芸術に妥協を許さなかった。最初の音楽の学び舎は教会だった。そこでの経験が彼女のパフォーマンスの源だった」「私は彼女の優しさと支持に永遠に感謝するだろう。2回の大統領就任式での公演、惜しくも最後のパフォーマンスとなってしまった昨年11月のHIVに関するチャリティコンサート。永遠にソウルの女王、そして彼女を個人的に知る人やその音楽を愛するものにとってはそのような肩書きを超えた存在。遺族の方々、そして数え切れないほどのファンに思いを寄せる」と妻ヒラリー・クリントンと連名で声明を発表、バラク・オバマも「アレサはアメリカ国民の体験を定義付けた。彼女の声に我々は自分達の歴史を見る。その中には我々の力、痛み、暗部、そして光、償いとついに手にした尊敬への旅路が見え隠れしている。我々の感情を繋ぎ、より希望にあふれた、より人間的なものへと変える手助けをしてくれた。そして時には全てを忘れ、踊るということも」「彼女が歌うと我々は皆、神の片鱗と共に満たされた」と妻ミシェル・オバマと連名でアレサを偲んだ。

他にもウーピー・ゴールドバーグがアレサとの写真と共に追悼の言葉を、マライア・キャリー、アデル、ニッキー・ミナージュらは自分達にとってインスピレーションの源だったと同じ歌手として思いを馳せた。

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そして個人的に友人でもあったレニー・クラヴィッツは叔母のような存在だったと述懐、2014年に初めてアレサと顔を合わせたというアリアナ・グランデは『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジミー・ファロン』に出演した際、こう話していた。

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「彼女とは数回会った。ホワイトハウスで一緒に歌って、とても優しくて可愛い人だった。会えたことを名誉に思うわ」「一度電話がかかってきたの。たった一度だけ。彼女は、『もしもし、アレサよ』って。私は『フランクリン?』って。電話越しにアレサ・フランクリンなんて状況が飲み込めなかった」「(自分の甥だか孫の音楽を聴いて欲しいと頼まれて)私は『聴かせもらいます。MP3か何かで送ってもらえれば』って答えた」「そしたら『やり方がわからないわ。とにかく送らせてもらうわね』って」「それから4ヵ月後にCDが届いたの」

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Photo: bangshowbiz

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