Louis Vuittonの歴史を旅する「TIME CAPSULE」展 | Numero TOKYO
Art / Post

Louis Vuittonの歴史を旅する「TIME CAPSULE」展

2018年7月14日から8月1日まで、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が大阪・阪急うめだ本店にて「TIME CAPSULE」展を開催する。メゾンの歴史を通じて、その革新的な技術やデザインの軌跡を振り返ることができる貴重なイベント。

交通手段の進化と共に、160年以上にわたり新たな旅のスタイルを提案してきたルイ・ヴィトン。いつの時代でも、世界中の顧客のあらゆる夢や要望を叶えるため、独創的なクリエーションを生み出してきた。

「TIME CAPSULE」展では、「The key to the codes──メゾンの象徴」「Journeys around the World──世界を巡る旅」「Elegance in Motion──旅するエレガンス」、「Icons of the House──メゾンの多彩なアイコン」という4つのテーマで、ルイ・ヴィトンのアーカイヴより厳選された稀少な製品やオブジェが展示され、視覚的なイメージを交えながら紹介されていく。

「The key to the codes」では、ルイ・ヴィトンの歴史における主要な出来事を時系列で展示。ルイ・ヴィトンの評判を広めることとなった革新的な旅行用トランクと、その顧客のために生み出されたシグネチャーの数々、例えば羽根つきの錠前やコーティングされたキャンバス、個性的な意匠、そしてトランクの内側に施されていたひし形のライニング”マルタージュ”など、メゾンを象徴するシグネチャーが、高度なクラフツマンシップへのこだわりと共に生み出され、それが現代にいたるまで再解釈されてきた軌跡をたどることができる。


「BED TRUNK IN ZINC」折りたたんでトランクに収納できる亜鉛製のベッド。 ©LOUIS VUITTON MALLETIER


「LOUNGE CHAIR IN LEATHER」2015年のオブジェ・ノマド コレクションに登場した、マルセル・ワンダーズによる持ち運びできるチェア。©LOUIS VUITTON MALLETIER


「PETIT MALLE IN EPI LEATHER」トランクに用いられていたメタル製の金具やマルタージュのイメージが! ©LOUIS VUITTON MALLETIER


創始者ルイ・ヴィトンと、その息子ジョルジュ・ヴィトン、そしてベッド・トランクに横たわるガストン-ルイ・ヴィトン、アトリエの職人たち。1888年 ©ARCHIVES LOUIS VUITTON MALLETIER

続いて、2つ目のテーマ「Journeys around the World」では、船旅から鉄道の旅へ、そして自動車や航空機へと、変わり続ける旅のスタイルにあわせて進化してきたラゲージとアクセサリーを紹介している。


ワードローブ・トランクが描かれたアートワーク。大量の服を収納できるクローゼットのようなトランクは、長期間となる船旅に重宝された。©ARCHIVES LOUIS VUITTON MALLETIER


「SEMI-EXPANDABLE SUITCASE」©LOUIS VUITTON MALLETIER/Patrick Gries

そして「Elegance in Motion」では、顧客の大切な品々をまもるために作られたラゲージなどが登場。ウィスキーや香水ボトル、ボードゲーム、ジュエリーや洗面道具などを完璧に保護するために、最高級の素材でカスタムメイドされたアイテムからは、当時の顧客のライフスタイルまで垣間見ることができる。


「化粧道具ケース」

最後のテーマ「Icons of the House」では、メゾンの歴史の中で、最も印象的であり、象徴的なアイテムが展示される。

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ガストン-ルイ・ヴィトンが所有していたモノグラム・キャンバスの「SHOE TRUNK」。


「SPEEDY」2003年にマーク・ジェイコブスと村上隆とのコラボレーションで生まれたモノグラム・マルチカラー。©LOUIS VUITTON MALLETIER/LAURENT BREMAUD

そして、フランス語でトランクを意味する「マル(Malle)」が中央に展示された「Magic malle」へ。ここではルイ・ヴィトンの歴史や世界観が表現された視覚的なイメージを体感することができる。


マドリードで展示された「Magic malle」

そして、今年はルイ・ヴィトンの日本初のストアが誕生してから40年という記念すべき年でもあり、過去から現在までのメゾンと日本の関係性を讃えるオブジェも展示される。さらに、フランスのアトリエから来日した職人による、伝統的な革製造技術の実演が行われる「Artizans’room」も登場。

1854年の創業当時から現在まで、ルイ・ヴィトンが紡いできたストーリーを辿る「TIME CAPSULE」展、ぜひ楽しみにして。

「TIME CAPSULE」展
期間/2018年7月14日(土)〜8月1日(水)
時間/10:00〜20:00 金曜・土曜は21:00(最終入場は閉場30分前まで)
*混雑状況によってはご入場いただけない場合もあります。
*入場無料
場所/阪急うめだ本店9階 阪急うめだギャラリー、アートステージ
住所/大阪府大阪市北区角田町8-7

#LVTimecapsule

LOUIS VUITTON

ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL/0120-00-1854

Text:Hiromi Mikuni

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