森村泰昌の新作が公開!「MoriP100」第3弾の展示販売も
セルフポートレイトの手法を使い、古今東西のアーティストや作品の人物などに自ら扮した作品で世界中に知られる森村泰昌。東京・恵比寿にあるアート系ブックショップ「NADiff A/P/A/R/T」の3Fにあるギャラリー、MEMにて個展を開催。同会場では注目の「MoriP100」プロジェクトの展示販売も。
古今東西のアーティストや作品で描かれた人物、偉人、世界的女優などさまざまな人物に自ら扮した「自画像的作品」で知られる森村泰昌。
今回MEMにて開催される個展では、初期作『星男』をはじめ、過去の作品から新作まで、パフォーマンスを含めた身体行為を基礎にした森村作品の側面を考察することが大きなテーマとなるようだ。
新作は本展のタイトルと同じく『高く、赤い、中心の、行為』というインスタレーション。高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之により結成されたハイレッド・センターによって、1963年に東京の路上で行われた「第6次ミキサー計画」において各作家がどのような“行為”をしているのか参照しながら、森村の地元大阪・鶴橋で森村自身がパフォーマンスを行い、それをもとに制作された作品だ。
また同ビル地下1FのNADiff galleryでは、100種類のマルチプル作品を100エディション制作するという、森村の注目のプロジェクト「MoriP100」の展示販売も開催! 第3弾となる新作「モリムラ絵画館」は、モリムラの肖像画作品6点をミニチュアで再現したマルチプルで、購入者がミニチュアの展示空間をつくることができるというもの。こちらも必見!
森村泰昌展「高く、赤い、中心の、行為」
会期/2018年6月9日(土) 〜7月8日(日)
会場/MEM
住所/東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
時間/12:00〜20:00
休館/月曜(祝日または祝日の振替休日は開廊し、翌日休廊)
電話/03-6459-3205
URL/mem-inc.jp/
Text:Akane Naniwa