日本初公開作品が多数展示！「ミラクル エッシャー」展
20世紀を代表する版画家・エッシャーの大規模展覧会が開催されている。上野の森美術館にて、7月29日（日）まで。
上っているはずがいつのまにか下っている階段、異なる重力が共存する一つの空間——。現実にありそうで、実際にはありえない世界を版画で表現し続けた“視覚の魔術師” マウリッツ・コルネリス・エッシャーの大規模展覧会が開催される。８つのキーワード「科学」「聖書」「風景」「人物」「広告」「技法」「反射」「錯視」を通して、その不可思議な世界を紐解いていく。 本展は、世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館の所蔵作品より、選りすぐりの約150 点が展示される。なかでも、日本初公開作品である幅約4メートルもの『メタモルフォーゼⅡ』は必見！ 形態が変容し続ける表現は、エッシャー芸術の極点を示している。
また、展覧会の公式イメージソングはサカナクションが担当。幼少期にエッシャー作品から衝撃を受けたという山口一郎による『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』は必聴だ。
同世代に活躍したどの画家とも交わらず、自分の表現を追求してきたエッシャー。唯一無二の世界を創造した才能に触れる、この機会をお見逃しなく！
生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展 奇想版画家の謎を解く8つの鍵
会期／2018年6月6日（水）～7月29日（日）
会場／上野の森美術館
住所／東京都台東区上野公園1-2
入館料／一般 1600円、高校・大学生 1200円、中学・小学生 600円、小学生未満 無料
時間／10:00～17:00
※金曜日は20:00まで
休館／会期中無休
TEL／03-5777-8600（ハローダイヤル）
URL／www.escher.jp/
Text : Manami Abe
