最注目アーティスト、あいみょんのエロくポップなラブソング
日本のロックシーンで最注目株のひとりである、あいみょんが4枚目となるシングル『満月の夜なら』をリリース。
槇原敬之や平井堅が、今注目するアーティストとして名前を挙げ、『SONGS』(NHK)や『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日)などでも取り上げられるミュージシャン、あいみょん。
2015年、タワーレコードの限定シングル『あなた解剖純愛歌〜死ね〜』では「あなたの両腕を切り落として 私の腰に巻き付ければ あなたはもう二度と 他の女を抱けないわ」という過激な歌詞と、爽やかなロックチューンで広く話題を呼び、2016年のメジャー第一弾シングル「生きていたんだよな」では、自殺した女の子のニュースから触発された曲を発表。
自ら死を選んだ女の子だが、彼女が精一杯生きた時間を肯定したこの曲は、中高生などの若い世代を中心に圧倒的な支持を受けた。
あいみょん「生きていたんだよな」
続くシングル「愛を伝えたいだとか」ではソウルフルなグルーヴに、「まじで僕に愛される気あんの?」とリアルな恋愛のシーンを乗せ、ストレートなロックが爽やかに響く「君はロックを聴かない」で「気はロックなんか聴かないと思いながら 少しでも僕に近づいて欲しくて」とまっすぐな恋心を歌い上げる。
「メジャーにいるからには、自分の引き出しでできることに挑戦していきたい」と語るあいみょん。彼女の真摯で表現力豊かな歌詞、振り幅の広い音楽センスは、敏腕プロデューサーである蔦屋好位置やいしわたり淳治を始め、音楽関係者やミュージシャンからも注目を集めた。
あいみょん「愛を伝えたいだとか」
あいみょん「君はロックを聴かない」
その中で、リリースした4枚目の最新シングル『満月の夜なら』は、あいみょんのテーマのひとつである恋愛を、2つの側面から捉えた2曲がカップリング。表題曲は、恋愛の最もエロティックで芳醇な瞬間をポップにグルーヴィに表現した。
2曲目の『わかってない』は、相手から勝手な理想を押し付けられた女の子の、本当の自分をわかって欲しいというリアルな気持ちを歌い上げている。
愛が溢れていながらも視線はどこかクール、かき鳴らすギターの耳触りはポップというハイブリッドなミュージシャン、あいみょんの世界。まだ未体験ならこのシングルをぜひ聴いてみて。
あいみょん『満月の夜なら』
¥1,000(unBORDE)
あいみょんのインタビューはこちら
Text:Miho Matsuda