新時代のミューズ、ペトラ・コリンズの魅力を徹底解剖 | Numero TOKYO
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新時代のミューズ、ペトラ・コリンズの魅力を徹底解剖

ファッションアイコンであり、アーティストでもある、ペトラ・コリンズが「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年6月号に、1年ぶりに再登場。ファッションストーリーから、作品紹介、ロングインタビューに、インスピレーションソースまで「ありのままのペトラ・コリンズ」を大フィーチャー。

以前、「ヌメロ・トウキョウ」2017年7・8月合併号ではカバーガールとして、続いて9月号ではカバーフォトグラファーとして、ペトラの表現力と世界観にフォーカスした。ライアン・マッギンレーや「グッチ(Gucci)」のミューズとして知られ、さらにはセレーナ・ゴメスのMV「Fetish」を手がけたことでさらに飛躍。「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年6月号では、アーティスト、フォトグラファー、キュレーター、モデルとジャンルの垣根を超えて活躍する彼女の内面や本質に、さまざまな角度からさらに深く切り込んでいる。 まず、モデルとして登場した、カバー&ファッションストーリーは、自身の好きな服、セルフヘアメイク、ティーンエイジャーの頃の記憶の片鱗を呼び覚ますかのような場所で、彼女が信頼を置くスタイリスト、フォトグラファースタッフだけで撮影。これまでに見たことのない、ありのままのペトラを映し出した特別なストーリーが完成。

また、ロングインタビューの中では、フォトグラファーとして作品に込めるメッセージや、セレーナ・ゴメスとの撮影秘話、昨年末に発売された写真集『Coming of Age』、そこに収録された摂食障害など自身のつらい過去を語るエッセイについてまで、自身を見つめ、包み隠さずさらけ出す。

「私は自分の頭の中にある世界観を表現したいのです。写真やアート制作が私にとって自分をいちばん解放できる作業。なので、感情的ですごくダークでもあり、ファニーで、美しい、素晴らしく楽しい世界を創りたいと思っています」

同時に、“女性アーティスト”として生きる苦悩やいま女性として、考えなければならない問題と正面から真摯に向き合う姿も印象的だ。

「私たちはニュアンスというものを意識しなければいけない。人間として相手を見て、人間として言葉を発することが必須だと思います。今の私たちは相手の話をしっかり聞かず、相手を本当に理解しようとしていません。ばかげたことを話していると思っても、聞かないと何も学べません」

さらに、「私の写真を理解してもらう上で、私の物語を知ってもらうことは、すごく重要なこと」と語るペトラの作品の世界を自身の言葉とともに、携帯、鏡、カラーライトなどキーワード別にひも解く。

そして、重要なキーワードのミューズでは、ペトラが被写体として撮り続けている、最愛の妹のアナ・コリンズを被写体に、姉妹としての強い絆を支えに、ともに成長してきた二人のスペシャルなフォトセッションが実現。妹アナから見た姉ペトラとの関係についてのコメントも印象的だ。

ほかにも、創作活動に欠かせない、彼女をインスパイアする音楽、映画を紹介。これらの濃密で見応えたっぷりな全26ページを通じて、アーティスト、ペトラ・コリンズの素顔や本質に迫る。これを読めば、多くのクリエイターが彼女に魅せられる理由がわかるに違いない。

ペトラ・コリンズとは?インタビューを読む

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