ヴァージル・アブローが「Louis Vuitton」の新メンズ・アーティスティック・ディレクターに!
「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」のデザイナーとして知られるヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のメンズウェアの新アーティスティック・ディレクターに就任することが決定した。
ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)、ヘイリー・ボールドウィン(Hailey Baldwin)などのセレブの間で人気のストリートウェアブランド、「オフ‐ホワイト」の創設者として知られるヴァージルは、「ルイ・ヴィトン」での初コレクションを6月のパリ・コレクションで披露する予定だ。
就任についてヴァージルは「『ルイ・ヴィトン』のメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任させてもらえることを光栄に思います。ブランドの持つ歴史と一貫した創造性がインスピレーションの鍵であると据えているので、それらを参考にしながら現代と引き合わせていきたいです」と話した。
「ルイ・ヴィトン」の最高経営責任者マイケル・バーク(Michael Burke)氏は、若い世代に人気を誇るヴァージルとの提携による今後のブランドの未来に「興奮している」と認めた。
同ブランドのインスタグラムの公式発表でバーク氏は「2006年に『フェンディ(Fendi)』で一緒に働いて以来、ヴァージルの昇進には大いに興味を持ち続けていますが、彼の持って生まれた創造力と既存の形を打ち砕くようなアプローチにより、ファッション界だけでなく昨今の人気な文化においてとても顕著な存在となっているのを見ることにはとても興奮させられます」と述べている。
1月にキム・ジョーンズ(Kim Jones)がアーティスティック・ディレクターを退任した後、後任の人選については注目が集まっていたが、「シャネル(Chanel)」のクリエイティブ・ディレクターであるカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が創設した「フェンディ」で、インターンとしてファッション界でのキャリアを歩み始めたアメリカ生まれのヴァージルがその大役を任されることとなった。
モデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)を親友に持つヴァージルは、「オフ-ホワイト」で「ジミー・チュウ(Jimmy Choo)」や「ナイキ(Nike)」、「イケア(Ikea)」とも過去にコラボし、高級ブランドとストリートウェアの融合に務めた。
ガーナ人の両親を持つヴァージルは、「バルマン(Balman)」のクリエイティブ・ディレクター、オリヴィエ・ルステン(Olivier Rousteing)と共に、仏ファッションブランドで数少ない黒人デザイナーの1人として歴史を塗り替えている。
Photo:bangshowbiz