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Culture Art

アートが予見する社会の未来!?@水戸芸術館

ヒト・シュタイエル『他人から身を隠す方法:ひどく説教じみた.MOVファイル』2013 Courtesy of the artist and Andrew Kreps Gallery, New York

社会に浸透するインターネット、人工知能などの新しい技術改革……。テクノロジーには、新しい世界をもたらす希望、そしてさまざまな問題や混乱が含まれている。変化する時代を捉えるアーティストは、どう感じているのだろうか?国内外のアーティスト8組の作品を通じて、これからの社会について考える展覧会「ハロー・ワールド」を、茨城県の水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催中。

Text:Akane Naniwa

新しい技術がもたらす社会変革が予見されてから半世紀が過ぎ、さまざまなテクノロジーによって世界は変化している。インターネットが普及し始めてから約20年経った今、SNSやスマートフォンの発達、さらに人工知能や仮想通貨などの新しい技術も止まることなく進化中だ。本展では、こういった新しい時代のさまざまなキーワードに対し、変化する時代を捉え、新しい表現を開拓するアーティスト8組による作品が公開中。 


セシル・B・エヴァンス『溢れだした』2016 Courtesy of the artist and Emanuel Layr Galerie, Vienna
※本作品は、約18分間のロボットによるパフォーマンス作品です。パフォーマンスの上演時間については水戸芸術館HPをご確認ください。


谷口暁彦『address(アドレス)』2010~

例えば、さまざまな国際芸術祭での展示経歴を持つセシル・B・エヴァンスは、「Pepper」や「aibo」といったおなじみのロボットと 20 数面の映像による完全自動のパフォーマンス『溢れだした』を、谷口暁彦は監視カメラで制作された写真作品『address(アドレス)』といった、ロボットや映像、写真などを用いた多様なメディア作品群が展示。

レイチェル・マクリーン『大切なのは中身』 2016 Commissioned by HOME, University of Salford Art Collection, Tate, Zabludowicz Collection, Frieze Film and Channel 4.
レイチェル・マクリーン『大切なのは中身』 2016
Commissioned by HOME, University of Salford Art Collection, Tate, Zabludowicz Collection, Frieze Film and Channel 4.

その他にも、レイチェル・マクリーンのSNSに依存しきった人間のドラマや、情報社会から身を隠す方法を語るヒト・シュタイエルの代表的なインスタレーションなど、テクノロジーに溢れた現代に潜むスリリングな状況にスポットを当てた作品も紹介されている。
総勢8組に及ぶ国内外のアーティストによる作品たちは、情報社会の現在、そして未来を考えるきっかけとなりそうだ。お見逃しなく!

ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて
会期/2018年2月10(土)〜5月6日(日)
会場/水戸芸術館現代美術ギャラリー
住所/茨城県水戸市五軒町1-6-8
時間/9:30〜18:00
休館/月曜日、5月1日(火)※4月30日(月・祝)は開館
入場料/一般800円、団体(20 名以上)600円、中学生以下、65 歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
TEL/029-227-8111
URL/www.arttowermito.or.jp

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