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Culture Post

異才ジェローム・ベルの”無差別ダンス”『Galaーガラ』日本初上演!

© Photographer Bernhard Müller

”ダンス”という表現ジャンルに、社会的、批評的なまなざしを投げかけ、賞賛と論争を巻き起こしてきた「異才」ジェローム・ベル(Jérôme Bel)。2018年1月20日(土)、21日(日)に彩の国さいたま芸術劇場で『Galaーガラ』が日本初上演される。

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パリ在住の振付家ジェローム・ベルは、ダンサーを経て1994年に振付家として活動を開始。1995年には、全裸のパフォーマーが登場しながらもダンスらしいダンスが展開されない『ジェローム・ベル』を発表、その過激さはダンス界で議論を引き起こした。1997年『シャートロジーShirtology(Tシャツ学)』ではTシャツを重ね着した俳優がTシャツを次々と脱ぎ捨てながら、Tシャツにプリントされた記号と身体の関係性を見せるユーモラスな作品で話題を呼んだ。そのほか、オペラ座バレエ団委嘱による引退間際のオペラ座ダンサーのモノローグで綴られる作品『ヴェロニク・ドワノー』(2004年)や、タイ伝統舞踊家ピチェ・クランチェンとの共作『ピチェ・クランチェンと私』(2006年)を発表、そして彩の国さいたま芸術劇場には2011年に『ザ・ショー・マスト・ゴー・オン』(2001年)で初登場している。最近では2017年のパリ最大の国際演劇祭フェスティバル・ドートンヌにて、初期作品から近作にいたるまでの8作品が上演されるなど、世界で注目を集める振付家の一人となっている。

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彩の国さいたま芸術劇場では6年ぶりの公演であり、日本初演となる『Galaーガラ』は、これまで50都市以上で上演されてきた。それぞれの開催都市で老若男女20名がキャスティングされ、プロのバレエダンサー、コンテンポラリーダンサー、俳優に加え、6〜75歳のダンスとは全く縁のないアマチュアまで、年齢、職業、国籍など、多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが出演する。出演者は自分のダンスを踊り「ダンサーたちの多様性が、作品の中に共同体を成立させると同時に、それを喜びにあふれたものとして活気づけていきます」とジェロームは語っている。

彩の国さいたま芸術劇場のキャスティングによる埼玉版キャストで上演される『Galaーガラ』は、2018年1月20日(土)、21日(日)の二公演。出演者一人一人の個性が引き出される「無差別ダンス」は、コンテンポラリーの枠すらも超え、観る側の想像も超えるはず。世界の観客を魅了してきた、”踊ること”の根源的で純粋な喜びに触れる瞬間を期待したい。

ジェローム・ベル『Gala-ガラ』
構想・演出/ジェローム・ベル
日時/2018年1月20日(土)・21日(日) 15:00開演
会場/彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
出演/埼玉版キャスト 
新井悠汰 入手杏奈 大北岬 オクダサトシ 川口隆夫 木下 栞 佐々木あゆみ 竹田仁美 BIBIY GERODELLE 
百元夏繪 星 遙輝 堀口旬一朗 吉田駿太朗 李 昊 ほか
チケット/一般:S席¥4,000、A席¥3,000、U-25:S席¥2,500、A席¥1,500
※当日券は各券種+¥500  ※税込・全席指定・前売
URL/www.saf.or.jp/stages/detail/4148

チケット予約、お問い合わせ/SAFチケットセンター
TEL/0570-064-939(休館日を除く10:00~19:00)
チケット取り扱い/SAFチケットセンター、彩の国さいたま芸術劇場、埼玉会館、チケットぴあイープラス

Text:Hiromi Mikuni

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