森山未來によるアトム『プルートゥPLUTO』土屋太鳳が初舞台へ! | Numero TOKYO
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森山未來によるアトム『プルートゥPLUTO』土屋太鳳が初舞台へ!

©︎原作:『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修/手塚眞 協力/手塚プロダクション 小学館)

手塚治虫の鉄腕アトム「地上最大のロボット」を浦沢直樹とストーリー共同製作者の長崎尚志がリメイクした漫画『PLUTO』(小学館刊)を、2015年にベルギー出身の振付家シディ・ラルビ・シェルカウイ(Sidi Larbi Cherkaoui )が舞台化した『プルートゥ PLUTO』。上演から3年経った本作が、2018年1月6日よりBunkamuraシアターコクーンにて、アトムを再び森山未來が、そして新たなキャストに土屋太鳳ほかを迎え、構成や演出も新たに上演される!

振付・演出を担当するシディ・ラルビ・シェルカウイはモンテカルロ王立バレエ団、ジュネーブバレエ団、デンマーク王立バレエ団などの振付をはじめ、少林寺の禅僧たちとの『Sutra』や、フラメンコのマリア・パヘスとの『DUNAS―ドゥナス―』(2018年3月29日(木)よりBunkamuraオーチャードホールで公演予定!)など、バレエからコンテンポラリーダンス、演劇、映像など、様々なジャンルで活躍する注目の天才振付家。

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©浦沢直樹 スタジオ・ナッツ 長崎尚志 手塚プロダクション/小学館 鉄腕アトム「地上最大のロボッ」より 『プルートゥ PLUTO』(2015)Bunkamura シアターコクン(撮影:小林由恵) 2011年には手塚治虫の思想や生涯をダンスで表現する『テ ヅカ TeZukA』を創作し、Bunkamuraオーチャードホール、ロンドンやパリ、香港、ローマなど世界10カ国以上で公演し、手塚作品への深い造詣とビビットな演出、振付が絶賛された。そして2015年には、浦沢直樹、長崎尚志作品のファンでもあったシェルカウイの長年の夢が叶い漫画『PLUTO』を『プルートゥ PLUTO』として舞台化。アトム役には、2013年秋より文化庁文化交流使としてイスラエルに滞在し、インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック ダンスカンパニーを拠点にベルギーやヨーロッパなどで一年間の活動を終え、帰国直後だった森山未來が演じた。

今回の『プルートゥ PLUTO』でもアトム役は森山未來が演じ、さらに新キャストの土屋太鳳が不思議な能力を持つ「ウラン」、ゲジヒトの妻「ヘレナ」を演じる。彼女にとっては本作が初舞台! 幼い頃からダンスを習い、大学では舞踏学を専攻する彼女の身体能力が生かされたパフォーマンスにも注目したい。

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©浦沢直樹 スタジオ・ナッツ 長崎尚志 手塚プロダクション/小学館
鉄腕アトム「地上最大のロボッ」より 『プルートゥ PLUTO』(2015)Bunkamura シアターコクン(撮影:小林由恵)


前回の公演から3年がたち、新たなキャストと共に進化する『プルートゥ PLUTO』。

Bunkamuraシアターコクーンでの上演を皮切りに、イギリス、オランダ、ベルギー、そして大阪でも上演される。ジャンルレスな表現活動をしているクリエイターが作り出す新たな『プルートゥ PLUTO』をぜひ見逃さないで!

シアターコクーン・オンレパートリー2018
手塚治虫 生誕90周年記念
鉄腕アトム「地上最大のロボット」より
『プルートゥ PLUTO』

原作/『PLUTO』(浦沢直樹×手塚治虫 長崎尚志プロデュース 監修/手塚眞 協力/手塚プロダクション)
演出・振付/シディ・ラルビ・シェルカウイ
出演/森山未來 土屋太鳳 大東駿介 吉見一豊 吹越満 柄本明 ほか
東京公演/2018年1月6日(土)~1月28日(日) Bunkamuraシアターコクーン
お問い合わせ/Bunkamura
TEL/03-3477-3244<10:00~19:00>

URL/www.bunkamura.co.jp

大阪公演/ 2018年3月9日(金)~14日(水) 森ノ宮ピロティホール

Text:Hiromi Mikuni

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