セリーヌ・ディオン、ラスベガス公演の収益を乱射事件被害者へ寄付
セリーヌ・ディオン(Celine Dion)がラスベガス公演からの収益を先日の乱射事件の被害者へ寄付する意向を表した。
2003年から同市内のシーザーズ・パレス・ホテル内で常設公演を行っているセリーヌは、3日(火)のショーの最中、59人の死者と500人以上の負傷者を出したルート91・ハーベスト・フェスティバル会場で起こった事件の被害者への想いを語りながら涙を流した。
セリーヌが冒頭で観衆に向け「みんな大丈夫であることを願っているわ。ショーを始める前に、少し話をしたいの」「こんな風にショーを始めることはないんだけど、今夜はとても違うわ。私にとっては『こんな状況でもショーを出来るかしら?あの惨劇からわずか2日でショーをやるべきなの?』という疑問があるから」と口にすると、会場は一気に静まり返った。そして涙をぬぐいながらセリーヌはそのコンサートからの収益は直接被害者の家族へと寄付されることを明らかにした。
昨年に夫のレネ・アンジェリルをがんで亡くしているセリーヌは、被害者たちは見守ってくれていると言いながら、数々の曲を披露した。
一方で同じくラスベガス市内で常設公演を開催しているジェニファー・ロペスは、今回の事件を受け、プラネット・ハリウッド・リゾート・アンド・カジノでの3公演を中止することを発表していた。
今回の事件では1日(日)夜にスティーブン・パドック容疑者が近くのホテルから音楽フェスティバル会場に向けて銃を乱射し、多くの犠牲者を出した後に自らの命も絶っていた。
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