ジョージ・クルーニーがヤジディ教徒難民を自宅に受け入れる | Numero TOKYO
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ジョージ・クルーニーがヤジディ教徒難民を自宅に受け入れる

ジョージ・クルーニー(George Clooney)夫妻がイラクから来たヤジディ教徒難民を自宅に招いたという。

夫妻が所有する米ケンタッキー州オーガスタの自宅に暮らしているというこの匿名の男性は、現在シカゴ大学に在学中だそうで、ジョージはこのように振り返った。「彼はモースル行きのあのバスにいたんだ。イスラム国が2人のバス運転手を射殺し『大学に行きたい奴は全員撃ち殺す』って宣言したあの事件のだよ」「彼は生き残ってアメリカにやってきた。全ての検査を通過してすぐに『いいかい僕らがサポートするから。教育を受けたいのかい?人生を前に進めたいんだろう。僕らが手伝うよ』って言ったんだ」。

一方で、スーダンでの活動をはじめとする人道的な活動でも知られるジョージと妻の人権問題専門の弁護士アマル(Amal Clooney)は、今年6月に生まれた双子の両親となったことで、自分たちの活動によって自らを危険な状況に置かないという契約をお互いに交わしたという。

アマルがモルディブの元大統領モハメド・ナシードの刑務所出所を働きかけていた際に危ない目にあったことを受け、2人は率直な話し合いをしたとジョージはこう明かす。「アマルがやっとモルディブから出国した後、今度はアゼルバイジャンの刑務所にいる別のクライアントがいたんだ。で僕は『条件を決めよう。南スーダンに僕はもう行かないから君もアゼルバイジャンには行かない。どう?』ってアマルに言ったんだ。そしたら『今はね』って同意してくれたよ」「アマルがこの契約をずっと守るのかはわからないけどね」。

アマルと出会う前には女優タリア・バルサムと1989年から1993年まで結婚していたジョージは、その後独身生活を謳歌していたように見えたが、ハリウッド・レポーターに当時について聞かれたところ、「僕はあの頃を懐かしんでなんかいないよ。遠い昔の出来事っていう感じだ。今僕の家は赤ん坊の暖かな泣き声で充たされているんだよ」「友人が遊びに来て僕がオムツを替えているところを見て笑っている姿を見せたいね。何年もみんなを笑いものにしてきたから、何を言われても文句は言えないんだよ」と話している。

またジョージとアマルは2014年9月の挙式後まで、子供をもつことについて話し合ったことはなかったようだが、同時に子供を作らないことは自己中心的なのではと感じていたという。「子供を持つことは僕のDNAにはないものだったんだ。本当に計画してなかったし、結婚してから話題にもならなかった。おかしいよね。子供が欲しくないんだなんて噂もあったし」「それから結婚式が終わって、僕らは話し合って、2人ともとても幸せを感じていて、どんな幸運でも共有しようってなった。家族が僕ら2人だけなのはちょっと自己中すぎないってね」。

一方、父親になった喜びと共にジョージは最初、双子ができた事が何かの間違いだと思ったようだ。「医者に『ええと、ここに1人(おなかの中に)いますね』て言われて『よし』ってなったんだ。そしたら続いて『ここに2人目がいます』ってなって『え?』っていう状態だった。アマルと一緒に座って、渡された紙を見て、何かのミスだと思ったよ」。

©BANG Media International

Photo:bangshowbiz

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