見て触れる!ヴィンテージのルーツアイテムとスタイリングを展示

服飾に関する知識の普及と服飾文化の伝承を目的とした、日本服飾文化振興財団が、メンズの洋裁のルーツとなる貴重なヴィンテージコレクションの企画展を開催。9月7~18日まで、「The AUTHENTICS –Eternal Source of Creativity」と題した展示を、旧ユナイテッドアローズ原宿本店ウィメンズ館多目的スペースにて行う。
メンズの洋裁の基本となる約1200着のコレクションを所有する日本服飾文化振興財団は、ユナイテッドアローズの重松理・名誉会長が2014年に設立。
海外の数あるファッション教育機関でデザイナーを志す人は、まず服飾の古典を学んだ後に自分なりの表現を加えることから、「本物」を学ぶことの大切さ、現代のモノをミックスしたスタイリングを通して、その普遍性とファッションの楽しさを体験してもらうことが、今回の開催の背景となっている。
一般公開されるコレクションは、実際に見て触れることが可能。ディティールや機能性、素材を感じながら、本物を見る力を養えるような内容となっている。また、ユナイテッドアローズ社の協力により、それらのアイテムと2017年秋冬の商品、さらにイヴ・サンローランを初めとするヴィンテージコレクションをミックス。スタイリストの亘つぐみが、ウィメンズのスタイリングに仕上げたスチール写真も併せて展示し、男性はもちろん女性も十分に楽しむことができる。
Text:Anri Murakami