ジム・ジャームッシュ4年ぶりの最新作『パターソン』がいよいよ公開!
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』以来、4年ぶりとなるジム・ジャームッシュ監督の最新作『パターソン』が公開される。カンヌ国際映画祭ほか、数々の映画祭などで絶賛されている本作。永瀬正敏が27年ぶりにジャームッシュ作品に参加するなど、話題にも事欠かない。
ニュージャージー州パターソンでバスの運転手をしているパターソン(アダム・ドライバー)。詩人でもある彼は朝だいたい同じ時間に起きると、妻のローラ(ゴルシフテ・アフラハニ)にキスをし、仕事に向かう。同僚と挨拶を交わし、いつもの景色を見ながらバスを走らせる……。
彼の日々はそんなふうに何げないけれど、彼にとってのファム・ファタールであるローラとの会話や愛犬との散歩、バーで過ごす時間、耳に入ってくる乗客たちの会話が彼の毎日を輝かせている。そしてそれらが彼を詩作へと向かわせるのだ。日常のなかには、本当は、愛おしくて抱きしめたくなるような瞬間がこんなにも詰まっていることを、ジャームッシュが私たちに教えてくれているよう。
また、1989年に公開された『ミステリー・トレイン』で、メンフィスで巡礼の旅を行う若者を演じた永瀬正敏が、再びジャームッシュ作品に登場。本作の彼も、ある詩のテーマとなったパターソンを巡礼に訪れる詩人に扮している。ジャームッシュが「二人はとてつもなく素晴らしかった」と語る、アダム・ドライバーとの共演シーンは必見!
監督・脚本/ジム・ジャームッシュ
出演/アダム・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニ、永瀬正敏 ほか
URL/http://paterson-movie.com/
配給/ロングライド
2017年8月26日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
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