764
Culture Art

荒木経惟(77才)が撮る「後期高齢写」公開

荒木経惟,アラーキー,Nobuyoshi Araki
荒木経惟,アラーキー,Nobuyoshi Araki

最新号「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)2017年7・8月合併号」では、写真家・荒木経惟を紹介中(※)。現在77歳を迎えながらも国内外問わず注目を集め、写真に身を投じ続ける“アラーキー”だが、そんな姿を表すかのような新作「後期高齢写」を、東京・六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて発表。同所での個展はなんと24度目の開催だ。

「今こそ“老いていく”というその変化を、自信を持って発表していくべきなんだよ」と語り、これまでにも自身の加齢を肯定的に作品に取り込んできた荒木経惟。前立腺癌、網膜中心動脈閉塞症による右眼の視力の喪失など、降りかかる病と向き合い克服し続けながら、現在も写真家人生まっしぐらだ。

本展では、自身の身体や生活に及ぶ変化を撮り続け、「後期高齢写」と名付けた新シリーズを発表。日々写真を撮ることで老いをエネルギーに転換するという、なんとも荒木らしい作品。カラー、モノクロともに合計800点を超える膨大なシリーズとなり公開されている。

さらに展覧会に合わせ、写真集『写狂老人A 17.5.25で77齢 後期高齢写』も500部限定で刊行。「年を取らなきゃわからないことってたくさんあるし、人間としてキャリアを積んでんだから、若いヤツより老人のほうが魅力があって当然(笑)」。そんな声が聞こえてくるような、老いることで一層魅力を増し続ける荒木の作品を、展覧会、書籍ともにぜひ見て。

荒木経惟「写狂老人A 17.5.25で77齢 後期高齢写」
会期/2017 年5月25日(木)〜7 月1日(土)
会場/: タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
   東京都港区六本木5-17-1 AXISビル 2F
時間/11:00~19:00
休館/日・月曜、祝日
TEL/03-5575-5004
URL/www.takaishiigallery.com/jp/

シャネル・ネクサス・ホールにて開催中の『東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館』展の情報はこちら

Text:Akane Naniwa

Recomended Post