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その杉本文楽がこのたび挑むのは、同じく近松門左衛門による名作『女殺油地獄(おんなころし あぶらのじごく)』。なかでも象徴的な“油まみれの凄惨な殺し”のくだりにこだわり、鶴澤清治(三味線方/人間国宝)が『序曲』『下之巻・豊島屋』を新たに作曲。三味線のみ、素浄瑠璃(三味線+太夫)、人形浄瑠璃(三味線+太夫+人形)という3種類の文楽で構成された、究極の「見取り狂言」(※)に仕上げたという。
8月11日(金)〜13日(日)にかけて東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターにて初演。日本古来の死生観を描き出す杉本文楽の“油地獄”を、目撃せよ!
(※「見取り狂言」 …演目の名場面だけを部分的に上演すること)
『杉本文楽 女殺油地獄』
公演/2017年8月11日(金)18:00、12日(土)14:00/18:00、13日(日)13:00/17:00
会場/世田谷パブリックシアター
住所/東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー
お問い合わせ/公益財団法人小田原文化財団
TEL/0465-42-9170
URL/www.odawara-af.com/ja/programs/sugimoto_bunraku_onnagoroshi/
待望の『杉本文楽 女殺油地獄』チケット前売り開始!
杉本文楽, bunraku sugimoto
日本が誇る希代の現代アーティスト杉本博司による「杉本文楽」。その待望の新作『女殺油地獄』の前売り券が6月10日(土)に発売開始。姐さん事件です!
写真から立体作品、インスタレーション、さらには建築、はたまた執筆、料理に至るまで。現代随一の数寄者・杉本博司が構成・演出・舞台美術を手がける「杉本文楽」。前作の『曾根崎心中』(2011年初演)は、近松門左衛門の原文を忠実に舞台化しつつ、書き割りや手すりを排した漆黒の舞台空間で人形の動きを際立たせ、映像にアーティストの束芋を起用するなど、独自の演出で再構成。日本での喝采はもとより、フランスでは『ル・モンド』紙の1面を飾るなど、国内外で新作の上演が待ち望まれていた。
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Text:Keita Fukasawa