アリアナ・グランデ、マンチェスター慈善公演で結束の強さをアピール
アリアナ・グランデ(Ariana Grande)が4日(日)に開かれた「ワン・ラブ・マンチェスター」慈善コンサートで結束の強さを世に示した。
5月22日にマンチェスター・アリーナで開かれたアリアナのコンサート会場で起きた爆破テロ事件による22人の死者と59人の負傷者の支援を目的とした慈善コンサートが、同市内にあるエミレーツ・オールド・トラッフォードのクリケット場で開催された。
ブラック・アイド・ピーズ、ロビー・ウィリアムズ、テイク・ザット、ジャスティン・ビーバー、コールドプレイ、ナイル・ホーラン、マイリー・サイラス、ケイティ・ペリー、ファレル・ウィリアムス、リトル・ミックスら大物アーティストが結集したそのステージで、アリアナは事件当時のコンサートにも来ていた人たちを含めた観衆に対し、この結束こそが今の世界に本当に必要なものだとメッセージを送った。アリアナはパフォーマンスの途中で「先に進める前に、ここに来てくれたみんなに心からお礼を言いたいです。みんな、本当に愛しています。ありがとう。みんなが1つになり、愛情と強さ、結束力を見せてくれたことにすごく感謝しています。本当にみんなのことを愛しているし、私たちが見せている愛と結束力こそが今の世界が本当に必要としている薬だと思っています。だからそのことに心から感謝しています」と語った。
涙をこらえながらほとんどのパフォーマンスを行ったアリアナは、イベントの数日前にテロ事件で命を落としたオリヴィア・キャンベルさんの母親に会ったエピソードにも触れ、オリヴィアさんの意向に沿って、予定されていたセットリストを大幅に変更したと明かした。
今回の慈善コンサートではこれまでに1000万ポンド(約14億2000万円)以上の収益が上げられたと言われている。チケット収益を始め、関連商品、その他の寄付金によりこの記事の執筆段階ですでにこの巨額に達しており、3時間のコンサート放送中のイギリス国内におけるSMSによる寄付だけでも200万ポンド(約2億8000万円)にも上ったと言われている。
英国赤十字社が主催した今回のコンサートには5万人が足を運んでおり、アリアナはさらなる寄付金を募るためヒット曲『ワン・ラスト・タイム』をiTunesで再リリースしている。
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