京町家ホテルで楽しむ、ホリスティックなスパ&朝食
京都御所西の閑静な場所に昨年オープンした京町家ホテル「四季十楽」。築100年近い歴史を持つ10棟の町家を引き継いだ、趣きのあるホテルでは、この春から、宿泊する部屋で楽しむことのできるオリジナルブレンドの精油を用いたスパがスタート。料理家の冷水希三子監修による朝食にも、春メニューが登場する。
セラピストの手島渚によるスパ「十楽WHOLE TREAT SPA」は、古今東西10種類の技を織り込んだオリジナルメソッド&フローが特徴。
ゆったりと肌を滑る心地のよいタッチングと、身体を深部までほぐすディープな技、日本古来の指圧法を融合した、オリジナルの施術で、脳とからだの疲労を芯から癒していく。
その施術とともに、特別な時間を演出するのは、10種類のオーガニックエッセンシャルオイルで作り上げた季節の香り。大地のパワーを写し取ったような力強さと安定感のある、生姜やベチバー、アトラスシダーの爽やかな香りに、コリアンダーやローマンカモミール、さらにパチュリを添えて、新しく期待がいっぱいにふくらむ春をイメージした。
また、冷水希三子監修による朝食「春の朝ごはんdish & bowl」で味わえるのは、起きたての体にゆっくりと、しみこんでいくような料理の数々。
新玉ねぎやうすいえんどうをじっくりと調理した“春野菜のポタージュ”や、優しい甘さの“春人参のピュレ”、焼き目をつけて、苦みと甘みが口のなかで広がる春キャベツなど、どれも真っすぐに素材の美味しさを楽しめる。
行くたびに新しい発見のある京都の常宿には、ショートステイでも心の底からリフレッシュできる、こんなホリスティックなホテルを選んでみては?
京町家ホテル 四季十楽
住所/京都市上京区油小路通下立売上ル近衛町165
料金/1棟1泊 ¥37,000〜
問い合わせ先/075-417-0210
URL/shikijuraku.com
Text:Anri Murakami