恵比寿映像祭が今年も開幕!今回のテーマは…?
毎年恒例、展示や上映、ライブ・イヴェントやトーク・セッションを通して、映像表現の発展と未来を考える「恵比寿映像祭」。その第9回が、現在開催中だ。
SNSに代表されるように、同時に “複数の” 他者と繋がることのできる現代。
情報はマルチプル(同時に多数)に存在し、そこから形作られる各々の未来もまた “複数” だ。
「マルチプルな未来」がテーマの今回は、初の長編映画作品『歴史の未来』(2015年)を出品するフィオナ・タンや、かつて娯楽の主役であった遊園地の遊具たちを再構成した大型野外作品を展示する金氏徹平、有名なアート作品に扮した写真作品で有名な森村泰昌など、93名の錚々たるラインナップとなっている。
SFのような話だが、この映像祭に「行く未来」「行かない未来」という複数の選択肢があったとき、面白く展開するのは、おそらく前者の未来だろう。そんな未来を、あなたも体験してみてはいかが?
「第9回恵比寿映像祭 マルチプルな未来」
会期/2017年2月10日(金)〜 2月26日(日)
会場/東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、
恵比寿ガーデンプレイスセンター広場、地域連携各所 ほか
時間/10:00〜20:00(最終日は18時まで)
入場/無料(定員制のものは有料)
休館/月曜
URL/www.yebizo.com/jp/
フィオナ・タン『歴史の未来』2015年
Text:Ken Suzuki